「ニュージーランドでワーホリ」と決めたあと、調べるほどに数字がばらばらに見えてくることはありませんか。年齢、資金、就学できる期間。留学エージェントやまとめサイトの数字を見比べる前に、政府の公式ページが何と書いているかを一度だけ確認しておきましょう。

この記事の要点

  • 日本国籍の条件は、18〜30歳・最長12か月の滞在・生活費として少なくともNZD4,200の資金です。公式ページに募集人数(定員)の記載は見当たりません(2026年10月時点・ニュージーランド移民局公式)
  • 費用は「From NZD $770」。公式料金表の申請料215+移民賦課金455+国際訪問者税(IVL)100の合計と一致します。正確な額は申請時に Fee Finder で確認します(同時点・同公式)
  • 就学・研修は合計6か月まで、永続的な仕事(permanent job)と、自分が事業主として事業を営むことはできません。申請は一度きりです(同時点・同公式)

ニュージーランドのワーホリとは? — 日本国籍向けの Working Holiday Visa

Japan Working Holiday Visa は、日本国籍の人がニュージーランドで最長12か月、休暇を過ごしながら、期間の限られた仕事に就くことができるビザです。公式ページによると、滞在中は旅行・就労・就学ができ、出入国も自由です。就職先が決まっている必要はなく、申請時に仕事のオファーは求められていません(2026年10月時点・ニュージーランド移民局公式)。

申請できる人の条件 — 18〜30歳・資金NZD4,200・出国の予定

公式ページが示す主な条件は次のとおりです(2026年10月時点・ニュージーランド移民局公式)。

  • 日本の国籍を持ち、18〜30歳であること
  • 生活費をまかなうために少なくともNZD4,200を持っていること
  • ニュージーランドを出国する計画があること
  • 過去にニュージーランドのワーキングホリデービザを持ったことがないこと
  • 申請後、移民局から、医療保険に加入している証明、出国のための航空券(または購入できる資金の証明)の提出を求められる場合があります(日本向けページの記載)
  • 健康診断書・胸部X線の証明が必要になる場合があり、受け取りから3か月以内のものとされています

必要資金のNZD4,200と、帰国の航空券を買える資金は別の扱いです。日本向けページは、申請後に、出国のための切符か、それを買える資金の証明を求めることがあると案内しています。

医療保険については、公式ページ間で記載が異なります。日本向けのビザページは「申請後に保険加入の証明を求める場合がある」としています。一方、移民局の医療保険のヘルプページは、日本・アイルランド・マレーシア・英国のワーキングホリデーの申請者を加入必須の対象から除いています。加入が必要かどうかは断定せず、申請前に移民局の公式ページと問い合わせ窓口で確認してください。

費用 — From NZD$770(IVLを含む合計額と一致)

項目 金額 備考
ビザ申請の費用 From NZD $770 日本向け公式ページの表示
(内訳)申請料+移民賦課金 215+455=NZD $670 公式料金表(2024年10月1日から)のワーキングホリデー
(内訳)国際訪問者税(IVL) NZD $100 同料金表。ワーキングホリデーに課され、返金されない
滞在中の資金の証明 NZD4,200以上 手数料ではなく、残高などで示す資金

(出典: ニュージーランド移民局 Japan Working Holiday Visa/Immigration fee and levy table(2024年10月1日から)。2026年10月時点)

内訳は料金表で確認したもので、申請時の最終額は変わることがあります。申請の画面と Fee Finder で支払額を確認してください。為替レートで円に換算した総額は、換算日によって変わるため、この記事では掲載していません。

就労・就学の上限 — 永続的な仕事と事業主は不可、就学は合計6か月

公式ページでは、雇用契約のもとで働くかぎり、仕事の種類に決まりはありません。一方で、次の制限が書かれています(2026年10月時点・ニュージーランド移民局公式)。

  • 永続的な仕事(permanent job)には就けない
  • 自分が事業主として事業を営むことはできない
  • 就学・研修は合計6か月まで

同じ雇用主のもとで働ける期間の上限は、日本向けのページに記載が見当たりませんでした。

最低賃金は、雇用関連の公式サイト Employment New Zealand によると、2026年4月1日から成人の最低賃金が時給NZD23.95です(2026年10月時点)。ただし、これは「雇用された場合の法定の下限」であり、必ず仕事が見つかることや、希望の収入になることを示す数字ではありません。

延長できる? — 3か月の Working Holiday Extension Work Visa

公式ページには、特定の産業で3か月働いた場合に、さらに3か月ニュージーランドに滞在できる可能性があるとの記載があります(Working Holiday Extension Work Visa)。延長の公式ページによると、対象は園芸(horticulture)またはブドウ栽培(viticulture)の産業で、作物の植付け・管理・収穫・梱包の季節労働を3か月以上した場合です。苗木園(plant nursery)や食品加工の仕事は対象になりません。仕事は連続していなくても、同じ雇用主でなくてもかまいません。延長は上限3か月で、取得できるのは一度だけです(2026年10月時点・ニュージーランド移民局公式)。

申請の流れと、ビザ発給後の期限

  1. 英語のオンライン申請の画面で申請する(公式ページは「オンラインで、英語で」と案内)
  2. 申請後、求められた場合に、資金・保険・航空券などの書類や、必要に応じて健康診断書を提出する
  3. 処理期間は、80%が2週間以内と案内されています
  4. ビザが発給された日から12か月以内に、ニュージーランドに入国する

(2026年10月時点・ニュージーランド移民局公式)。日本側で出発前にすることは、ワーホリの出発準備 — ビザ・保険・住民票・年金の手続きを逆算するにまとめています。

向く人・向かない人

向くのは、12か月の期限内で、現地での暮らしと仕事を試したい30歳以下の人です。申請は一度きりなので、いつ使うかを自分で決められる人に向いています。

向かないのは、次の人です。

  • 現地で事業を始めたい人(事業主としての事業は不可)
  • 就学を主な目的にしたい人(就学・研修は合計6か月まで)
  • 長期の安定した職(permanent job)をはじめから求める人
  • 英語で話すことに自信が持てるまで準備を済ませたい人。ワーホリ中に必ず英語が上達するとは限りません

観光などの短期の渡航であれば、ワーキングホリデーのビザではなく電子渡航認証で足りる場合もあります。ニュージーランドのNZeTAはNZeTAの申請手順と費用 — アプリ17NZドル・サイト23NZドルとIVL100NZドルを移民局公式で確認で整理しています。

通信の準備と、ほかの国との比較

現地での通信は、ニュージーランド旅行の通信準備 — eSIMの選び方と注意点で確認できます。費用を5か国で比べたい人はワーホリの費用はいくら?、年齢と募集人数の比較はワーホリは何歳まで?、国選びはワーホリの国の選び方が助けになります。同じ英語圏のイギリスのワーホリ(Youth Mobility Scheme)、カナダのワーホリ、オーストラリアのワーホリも公式ページで整理しています。

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留学・ワーホリのエージェントの例として、夢カナ留学の公式サイトでプランと相談の流れを確認できます。

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出発前の英語の準備は、ワーホリ前の英語、どこまで準備すればいい?で整理しています。制度の全体像はワーホリとは?にあります。

よくある疑問

ニュージーランドのワーホリは何歳まで申請できますか?

日本国籍の場合、18〜30歳です。ニュージーランド移民局公式の Japan Working Holiday Visa のページに「aged 18 to 30」と記載されています(2026年10月時点)。

ニュージーランドのワーホリには必要資金と費用はいくらかかりますか?

生活費をまかなえる資金として少なくともNZD4,200が必要です。費用は公式ページで「From NZD $770」と表示されています。公式の料金表(2024年10月1日から)では、ワーキングホリデーの申請料215+移民賦課金455に、国際訪問者税(IVL)100を加えた合計770NZDと一致します。IVLを770とは別に払うわけではありません。正確な額は申請時に移民局の Fee Finder で確認してください(2026年10月時点・ニュージーランド移民局公式)。

ニュージーランドのワーホリは2回目も申請できますか?

できません。公式ページに「過去にワーキングホリデービザが発給されている場合は、使わなかった場合でも申請できない」と記載されています。滞在の延長は、園芸・ブドウ栽培で3か月以上の季節労働をした人が対象の Working Holiday Extension Work Visa(最長3か月)で案内されています(2026年10月時点・ニュージーランド移民局公式)。

まとめ

ニュージーランドのワーホリは、日本国籍の18〜30歳が、NZD4,200以上の資金を用意し、求められた場合に保険などの書類を示して、一度だけ申請できる最長12か月のビザです。費用は公式ページで「From NZD $770」(IVL NZD100を含む合計額と一致)で、就学は合計6か月まで、永続的な仕事と事業主としての事業はできません。条件は変わることがあるため、申請の前にニュージーランド移民局の公式ページで最新の内容を確認してください。