「ワーホリは30歳まで」と聞いて、あと何か月あるかを数えたことはありませんか。ところが、年齢を見られるのが「申請した日」なのか「入国した日」なのかは、国によって違います。誕生日が近い人ほど、この違いが「間に合う・間に合わない」を分けます。

この記事の要点

  • 日本国籍の年齢条件は、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリスが18〜30歳、韓国が18〜25歳(やむを得ない事情があれば30歳)です。「35歳まで」は他国籍向けで、日本には当てはまりません(2026年10月時点・各国政府公式)
  • 年齢の判定時点が公式で確認できたのは、オーストラリア(申請の期限が31歳の誕生日の前日の深夜)、イギリス(申請時に30歳以下)、ニュージーランド(申請するには18〜30歳)、カナダ(31歳の誕生日の前に招待を受ければよい)です。韓国は、確認した公式ページに判定時点の記載がありませんでした。ニュージーランドの審査中・入国時の扱いは確認できていません
  • 誕生日から逆算するときは、「年齢の期限」と、審査期間(オーストラリアは平均で約3か月)、発給後の入国期限(オーストラリア・ニュージーランドは12か月以内)を分けて考えます

「35歳まで」という数字に振り回されないために

ワーホリの年齢条件を調べていると「18〜35歳」という数字を目にすることがあります。これは事実ですが、特定の国籍向けの条件です。たとえばオーストラリアのワーキングホリデービザ(subclass 417)は、カナダ・アイルランド・イギリス・ドイツ・韓国などのパスポート保持者には18〜35歳まで門戸を開いていますが、日本国籍はこの拡大対象に含まれず、18〜30歳が条件です(2026年10月時点・オーストラリア内務省公式)。

年齢条件は、必ず「自分のパスポートの国籍」で確認する必要があります。

年齢上限の比較 — 日本国籍は5か国とも30歳以下

国 日本国籍の年齢条件 備考
オーストラリア 18〜30歳 カナダ・アイルランド・イギリス・ドイツ・韓国などは35歳まで。日本は対象外
カナダ 18〜30歳(inclusive) 韓国・アイルランド・フランスなどは35歳まで。日本は対象外
ニュージーランド 18〜30歳 公式ページに「aged 18 to 30」と記載
イギリス 18〜30歳 オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・韓国籍は18〜35歳。日本は対象外
韓国 18〜25歳(やむを得ない事情があると判断される場合は30歳まで) 26歳以上の申請者は理由書を添付して申請できると案内されている

(出典: 各国政府公式サイト。2026年10月時点)

5か国とも、日本国籍の上限は30歳以下です。韓国だけは原則25歳で、30歳までは「やむを得ない事情」と判断された場合に限られます。何がそれにあたるかは、公式ページに定義がありません。

年齢は「いつの時点」で見られる? — 申請時・入国時の違い

同じ「30歳まで」でも、判定の時点は国で違います。公式ページで確認できた範囲を、確認できなかった点も含めて表にしました。

国 年齢の判定時点 発給後の入国期限
オーストラリア 申請の期限は「31歳の誕生日の前日の深夜(オーストラリア東部標準時/夏時間)」。日本から申請する場合も同じ ビザ発給から12か月以内。延長・繰り延べはしない
カナダ 「18〜30歳(inclusive)」。年齢上限を超える誕生日の前に招待(ITA)を受ければ年齢要件を満たす(公式FAQ)。日本国籍では31歳の誕生日の前 承認後のPOEレターに記載の日まで。通常12か月で、健康診断の期限で短くなることがある。誕生日前の入国は不要
ニュージーランド 「申請するには18〜30歳(aged 18 to 30)」。申請時の年齢条件。審査中に誕生日が来た場合や入国時の扱いは確認できず ビザ発給日から12か月以内。守れないとビザは失効する
イギリス 申請時に30歳以下であればよく、ビザ開始時に30歳を超えていてもよい(ビザ開始時に18歳以上、または申請時に30歳以下という書き方) 確認できず
韓国 「18歳以上25歳(やむを得ない事情は30歳)以下」とあるが、いつの時点かは確認できず 査証の有効期間は1年。入国期限の記載は確認できず

(出典: 各国政府公式サイト。2026年10月時点)

オーストラリアは時差にも気をつけてください。期限は日本時間ではなくオーストラリア東部時間の「深夜」で、日本時間(JST)に直すと、東部標準時(UTC+10)なら23時、夏時間(UTC+11。10月の第1日曜から翌年4月の第1日曜まで)なら22時にあたります。これは時差からの計算で、内務省も「誕生日が終わる時刻は日本とは異なる」と注意しています。誕生日の直前まで引っ張らず、日付に余裕を持って申請するのが安全です。

国別: 「何歳まで」を調べている人へ

  • オーストラリアのワーホリは何歳まで?: 日本国籍は18〜30歳です。申請の期限が31歳の誕生日の前日の深夜(東部時間)なので、30歳のうちに申請を完了します。入国は発給から12か月以内で足ります
  • カナダのワーホリは何歳まで?(カナダのワーホリの年齢): 日本国籍は18〜30歳(inclusive)です。2025年4月1日から最大2回参加できます。31歳の誕生日の前に招待(ITA)を受ければ年齢要件を満たし、誕生日前の入国は不要です(入国はPOEレターの記載日まで)
  • ニュージーランドのワーホリの年齢: 日本国籍は18〜30歳で、公式に「申請するには18〜30歳」とあります。審査中・入国時の年齢の扱いは確認できていません。ビザ発給から12か月以内の入国が必要です
  • イギリスのワーホリは何歳まで?: 日本国籍は18〜30歳です。申請時に30歳以下なら、ビザ開始時に30歳を超えていても構いません
  • 韓国のワーホリの年齢: 日本国籍は原則18〜25歳、やむを得ない事情があれば30歳までです

誕生日から逆算する — 「いつまでに何をすれば間に合うか」

仮に、2026年10月19日時点で30歳、31歳の誕生日が2027年3月15日の人を例にします(日付は計算のための仮定です)。オーストラリアの期限は「3月14日の深夜(東部時間)」にあたります。

31歳の誕生日まで半年以上ある場合

どの国でも間に合う余地があります。国を選ぶ材料は、年齢よりも費用や就労の条件です。条件の比較はワーホリの国選びとワーホリの費用にまとめています。

3〜6か月ほどの場合(上の例の人)

  • オーストラリア・ニュージーランド・イギリス: いつでも申請できます。年内に申請すれば、誕生日の前に余裕を持って完了できます。オーストラリアは審査の平均が約3か月で、内務省は「ビザが発給されるまで、航空券の予約や就労・就学の約束をしない」よう案内しています。ニュージーランドは「80%が2週間以内」とされています
  • カナダ: 2026年シーズンの新規プロフィール提出は、2026年10月19日午前9時(米国東部時間。日本時間の同日22時)に締め切られました。最終ラウンドは10月19日の週と案内されていました。次のシーズンの日程は公式ページに掲載がありません(2026年10月20日確認。公式ページは10月19日更新で、2026年シーズンのプールは終了と案内されています)。状況で分かれます。(a)招待を受けていない人(プロフィール未提出の人を含む)は、2026年シーズンには参加できません。公式では、プロフィールはプールから削除され、2027年シーズンのプール再開時に新しく作成できる、アカウントとGCkeyは引き続き有効で新規作成は不要、とされています。(b)すでに招待を受けた人は、公式に「ワークパーミットの申請を引き続き完了・提出できる」とあり、指定の期限内に申請を提出できます。招待の有無は各自のIRCCアカウントで確認します。年齢は、31歳の誕生日(上の例では2027年3月15日)の前に招待(ITA)を受ければ満たせます。(a)の人は、2027年シーズンの開始時期次第で間に合うかが決まるので、日程の発表を待つ間は他の国を並行して検討すると安全です。招待を受けたあとの入国は、POEレターの記載日までに行います
  • 韓国: 年齢の判定時点も申請期間も、確認した公式ページには記載がありません。相談窓口を通じた事前の相談が必須なので、まず窓口の予約と必要書類の準備から始めます。書類は発行から3か月以内(健康診断書と残高証明書は1か月以内)、パスポートは申請時に残りの有効期間が6か月以上必要です

3か月未満の場合

オーストラリアは、期限が「申請する日」で決まっています。審査に平均で約3か月かかるため、30歳で申請して審査中に31歳になっても、他の条件を満たしていれば発給できると内務省が案内しています(2026年10月19日に公式ページで確認)。それでも誕生日当日の申請は避け、早めに出します。イギリスも、申請時に30歳以下であればよいと明記されています。ニュージーランドは申請時に18〜30歳であることが条件です(審査中に誕生日が来た場合の扱いは確認できていません)。カナダは31歳の誕生日の前に招待(ITA)を受けられるかが分岐点です。2026年シーズンの新規プロフィール提出は10月19日午前9時(米国東部時間。日本時間の同日22時)に締め切られ、招待済みの人は終了後も申請を提出できます。これから初めて参加する人は、次のシーズンの公式発表を確認します(日程は2026年10月20日時点で公式ページに未掲載)。韓国は間に合うかを判断する材料が公式に見当たらないため、窓口へ早めに相談してください。

すでに31歳になっている場合

日本国籍で18〜30歳とされる国は、年齢条件を満たさなくなってから新規に参加手続き(申請・プロフィール提出)を始めることはできません。ただしカナダは、31歳の誕生日の前に招待(ITA)を受けていれば、誕生日を過ぎても指定の期限内にワークパーミットの申請に進めます(カナダ移民局FAQ・2026年10月時点)。申請済み・発給済みの場合は、各国の発給後の入国期限など別のルールになるため、各国の公式で確認してください。学生ビザ・就労ビザ・観光のどれにするかは、ワーホリとは?の目的別の選び分けが参考になります。

募集人数(枠)の比較 — 書かれていないことは「枠がない」ことの証明ではない

国 公式で確認できた枠の情報 申請の仕組み
オーストラリア 公式ページに人数の記載は見当たらない。需要が高く、処理期間を平均で約3か月に平準化中 条件を満たせば随時申請できる
カナダ 「空き枠がなくなるか、シーズンが終了するまでラウンドが続く」。人数は公式の Rounds of invitations ページで国を選んで確認する プロフィールを提出し、招待(ITA)を受けた人だけがワークパーミットを申請できる
ニュージーランド 公式ページに人数の記載は見当たらない(「Open」と表示) 条件を満たせば随時申請できる
イギリス 日本は年間6,000人(移民規則の付表)。日本国籍は抽選(ballot)が不要 随時申請できる
韓国 確認した駐日大使館のページに人数の記載は見当たらない 大使館指定の相談窓口を通じてのみ申請。個人の予約サイトや旅行会社の代理申請は不可

(出典: 各国政府公式サイト。2026年10月時点)

オーストラリアとニュージーランドは、公式に人数が書かれていないだけで、「枠切れの心配がない」とは言えません。確かなのは、条件を満たせば随時申請できると案内されていることです。カナダのように枠が埋まれば終わる国、イギリスのように年間の枠がある国では、年の後半ほど不確実さが増します。

申請の仕組みの違い

  • オーストラリア: 随時申請できます。平均処理期間はおよそ3か月とされています(2026年10月時点・内務省公式)
  • ニュージーランド: 随時申請できます。処理期間の目安は「80%が2週間以内」です
  • イギリス: 日本国籍は2024年1月31日以降、抽選なしで随時申請できます
  • カナダ: プロフィールを提出し、定期的な「ラウンド」で招待(ITA)が届くのを待ちます。招待が届いてから、ワークパーミットの申請に進みます。2026年シーズンは、新規プロフィール提出が2026年10月19日午前9時(米国東部時間。日本時間の同日22時)に締め切られ、招待済みの人は終了後も申請を提出できます。次のシーズンの日程は公式ページに未掲載です(2026年10月20日確認。公式ページは10月19日更新で、2026年シーズンのプールは終了と案内されています)
  • 韓国: 大使館指定のワーキングホリデー相談窓口を通じてのみ、相談・書類審査・申請日の予約ができます

「おすすめの国」は条件によって変わる

  • 年齢の余裕を優先するなら: 申請時の年齢条件が公式に明示され、随時申請できるオーストラリア・イギリス・ニュージーランドが検討しやすい国です。韓国は原則25歳までと基準が早いので、年齢が近い場合は他の国から検討します
  • 費用を優先するなら: 申請料・必要資金の証明額は国で差があります。ワーホリの費用はいくら? — ビザ申請料・必要資金・保険を5か国の公式サイトで横並びにするで比較しています
  • 英語を使う環境を優先するなら: オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリスは英語が主な公用語です。韓国は公用語が韓国語で、ワーホリ(H-1)査証の申請でも活動計画書に韓国語学習の計画を含めることが案内されています

どれも一長一短で、断定できるものではありません。自分の誕生日から逆算した結果と、優先したい条件を並べて、各国政府の公式サイトで最新の条件を確認してください。

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年齢や募集枠の条件を確認したら、次は出発前の英語の準備です。ビザの英語要件の有無はワーホリ前の英語、どこまで準備すればいい?で、日々の練習方法はAI英会話アプリやオンライン英会話の比較記事で整理しています。

制度の全体像と5か国の共通点・違いはワーホリとは? — 仕組みと、5か国で共通する点・違う点を各国政府の公式で確認するにまとめています。

よくある疑問

ワーホリは何歳まで申請できますか?

日本国籍の場合、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリスは18〜30歳、韓国は18〜25歳(やむを得ない事情があると判断される場合は30歳まで)です(2026年10月時点・各国政府公式)。オーストラリアは「31歳の誕生日の前日の深夜(オーストラリア東部時間)」までに申請する決まりで、イギリスは申請時に30歳以下ならビザ開始時に30歳を超えていても構いません。カナダは、年齢上限を超える誕生日の前に招待(ITA)を受ければ年齢要件を満たすと公式FAQにあり、日本国籍では31歳の誕生日の前に招待を受けることが分岐点です。ニュージーランドは公式に「申請するには18〜30歳」とあり、申請時の年齢が条件です。韓国は判定時点が公式ページで確認できませんでした。「35歳まで」は他の国籍向けの条件で、日本国籍には当てはまりません。

30歳のうちに申請すれば、31歳になってから入国してもいいですか?

国によります。オーストラリアは申請の期限が誕生日で決まっており、入国はビザ発給から12か月以内であれば足ります。イギリスも、申請時に30歳以下であればビザ開始時に30歳を超えていてよいと公式に書かれています。ニュージーランドは申請時に18〜30歳であることが条件で、ビザ発給から12か月以内の入国が必要です(審査中に31歳になった場合や入国時の年齢の扱いは、公式ページで確認できませんでした)。カナダは31歳の誕生日の前に招待(ITA)を受ければ年齢要件を満たし、誕生日前の入国は不要です。ワークパーミットが承認されたら、POEレターが有効な間(通常12か月。健康診断の期限で短くなることがあります)に入国します。韓国は判定時点の記載を確認できなかったため、31歳以降に入国する見込みの人は、申請前に窓口へ確認してください(2026年10月時点)。

誕生日が近い場合、どの国を先に申請すればいいですか?

申請の期限が公式に明示され、すぐに申請できる国を先にします。随時申請できるのはオーストラリア・ニュージーランド・イギリス(日本国籍は抽選不要)です。カナダは招待制で、2026年シーズンの新規プロフィール提出の受付は2026年10月19日午前9時(米国東部時間。日本時間では同日22時)に締め切られました。すでに招待(ITA)を受けた人は、シーズン終了後もワークパーミットの申請を提出できます。次のシーズンの日程は公式ページに掲載がありません(2026年10月20日確認。公式ページは10月19日更新で、2026年シーズンのプールは終了、日本のプールは「2027年シーズンの情報を定期的に確認」と案内されています)。これから初めて参加する人は、次のシーズンの公式発表を待つことになります。日本国籍では、31歳の誕生日の前に招待を受けることが分岐点です。韓国は大使館指定の相談窓口を通じてのみ申請でき、書類の準備にも期限があります(2026年10月時点・各国政府公式)。

ワーホリに定員はありますか?募集人数が書かれていなければ、枠切れの心配はありませんか?

公式に人数が確認できたのは、イギリスの日本向け年間6,000人(移民規則の付表)です。カナダは「空き枠がなくなるか、シーズンが終了するまで」招待が続く仕組みで、人数は公式ページで国を選んで確認します。オーストラリアとニュージーランドは公式ページに人数の記載が見当たりませんでしたが、記載がないことは枠がないことの証明ではありません。オーストラリアは需要の高さを理由に処理期間を平準化しており、平均で約3か月とされています(2026年10月時点・各国政府公式)。

年齢以外の条件(滞在期間・就労制限・必要資金)も含めて国を比べたい場合は、ワーホリの国選び — 年齢・期間・就労制限・必要資金を8か国の公式で比較で8か国を並べています。

まとめ

年齢の上限は、日本国籍なら5か国とも30歳以下(韓国のみ原則25歳)です。ただし「いつの時点で30歳以下か」は国で違います。オーストラリアは申請の期限が31歳の誕生日の前日の深夜、イギリスとニュージーランドは申請時、カナダは31歳の誕生日の前に招待(ITA)を受けることが条件です。韓国は確認できませんでした。誕生日が近い人は、随時申請できる国から先に動き、カナダは2026年シーズンの新規提出が締め切られ(日本時間10月19日22時)、招待済みなら終了後も申請を提出でき、これから初めて参加するなら次のシーズンの公式発表を確認し、韓国は申請前に窓口で判定時点を確かめてください。