「いまのスマホはそのままで、SIMカードをeSIMに替えたい」——端末を買い替えない切り替えは、機種変更のeSIM移行や紛失時の再発行とは手続きの扱いが違う場合があります。そこで、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ahamo・povoの6社について、公式ページで手数料・受付時間・オンライン可否・切り替え中の通信・SIMカードの返却要否を確認し、2026年10月時点の内容を表にしました。公式で確認できなかった項目は、推測で埋めずに「公式で確認できず」と書いています。機種変更でeSIMを移す場合はeSIMは機種変更で自動的に移らない — キャリア別の再発行手順とやってはいけないことを、紛失・故障による再発行はeSIM再発行の手数料・受付時間の比較を参照してください。

この記事の要点

  • 端末を変えずに物理SIMからeSIMへ替える手続きは、2026年10月時点の公式案内で、ドコモ(Web手続き)・au・ソフトバンク(オンラインの持ち込み機種変更)・楽天モバイル・povoのオンライン手数料が無料です(povoは「当面の間」の期限なし表記)。ahamoはeSIM再発行が無料キャンペーン中ですが、物理SIMからの変更に適用されるかは公式に記載がなく、無料とは言い切れません
  • 切り替えは無料でも、物理SIMに戻すと楽天モバイルは3,300円(税込)、povo2.0は3,850円(税込)かかります。試して戻す可能性があるなら、往復の費用で比べてください
  • 店舗で手続きする場合は、ドコモ・au・ソフトバンクのショップが4,950円(税込)です。ソフトバンクのオンラインショップは、機種購入を伴わないeSIMへの変更(持ち込み機種変更)が2026年1月21日以降無料と公式FAQに注記されています
  • 受付時間を公式で確認できたのは、au(0:05〜23:55)、povo(通話+データ9:30〜20:00)、ドコモのeSIMクイック転送(「終日」)です。他は公式で確認できませんでした
  • 切り替え中に通信できない時間と、SIMカードの返却要否は、確認できた範囲では明記した公式ページがありませんでした

核心: 切り替えは無料でも「戻す」と有料になる会社がある

2026年10月時点の公式案内で、「eSIMに替える費用」と「物理SIMに戻す費用」を並べると、次のとおりです。試して合わなければ戻す、という使い方をするなら、往復の費用で比べるのが分かりやすくなります。

会社 物理SIM→eSIM(オンライン) eSIM→物理SIM 往復の合計(公式で確認できた範囲)
楽天モバイル 0円 3,000円(税込3,300円) 3,300円
povo2.0 当面無料(本来440円) 3,850円(通話+データのみ) 3,850円(無料期間が続く場合)
ahamo 公式に記載なし(eSIM再発行は無料キャンペーン中) SIMカード発行1,100円(eSIMからの変更に適用かは明記なし) 算出できない
ドコモ・au・ソフトバンク 無料(Web・条件付き。下の表) 確認したページに記載なし 算出できない

分かれ目は、次のとおりです。

  • 1回きりの切り替えで戻す予定がない: オンライン手数料が無料の会社では、費用の差は出ません。ドコモ・au・ソフトバンクは店頭だと4,950円(税込)になるため、手元のスマホでWeb・アプリの手続きができるなら、店頭へ行く理由は費用の面ではありません。
  • 戻す可能性がある(デュアルSIMの都合、端末の買い替え予定、eSIM非対応の機種へ変更する場合など): 楽天モバイルは3,300円、povoは3,850円が戻すときにかかります。ahamoのSIMカード発行は1,100円ですが、eSIMから戻す場合に同じ額かは公式FAQに明記がありません。戻す手続きの費用が確認できないドコモ・au・ソフトバンクは、手続き前に各社の公式ページで確認してください。
  • ahamo: 要点で「無料」と書けるのは、公式FAQが「eSIMの再発行」を無料キャンペーンと案内している範囲までです。物理SIMからeSIMへの変更が同じ扱いかは、確認したFAQ・手順ページ(ahamo.comの「eSIMの発行・再発行の手続き」)のどちらにも書かれていません。申込み画面の表示で確認してください。

なお、「物理SIMにeSIMを入れる」ことはできません。eSIMは端末に内蔵された仕組みにプロファイルをダウンロードして使うもので、ドコモ公式も「eSIMは本体から取り外すことはできません」と案内しています。新規契約でeSIMを選ぶ場合は、ahamoの公式FAQで新規契約(MNP含む)の発行手数料は無料とされていますが、本記事は既存契約の切り替えが対象です。

6社の比較表(2026年10月時点)

項目 ドコモ au ソフトバンク
オンライン手数料(税込) 無料(Webでの携帯電話の手続きは事務手数料の改定対象外で無料と公式発表) 無料(My au/My UQ mobile〔Web〕でのeSIM再発行・転送) 無料(オンラインショップで機種購入を伴わないeSIMへの変更。2026年1月21日以降・公式FAQの注記)
店舗の手数料(税込) 4,950円(2025年9月5日改定後・店頭) 4,950円(au Style・auショップ・UQスポット) 4,950円(ソフトバンクショップ)
受付時間 eSIMクイック転送のページに「終日」。それ以外は公式で確認できず 0:05〜23:55(年中無休) 公式で確認できず
オンライン可否 可(My docomo・ドコモオンラインショップなど) 可(My au/My UQ mobile) 可(オンラインショップ。My SoftBankでの物理SIMからの変更は公式で確認できず)
切り替え中に通信できない時間 公式で確認できず 回線切り替えに約30分と案内(通信できない時間の明記ではない) 公式で確認できず
物理SIMカードの返却 返却の記載なし。変更後は元のUIMカードが無効になると案内 公式で確認できず 公式で確認できず
項目 楽天モバイル ahamo povo2.0
オンライン手数料(税込) eSIM 0円 eSIM再発行は無料(キャンペーン中・終了時期未定)。物理SIMからの変更に同じ料金が適用されるかはFAQから確認できず 無料(当面の間)
店舗の手数料 公式で確認できず 同一端末のSIM種別変更については公式で確認できず(紛失・誤削除など事故時の再発行料金は別扱い。下の注記) 店舗なし(アプリで手続き)
受付時間 公式で確認できず 公式で確認できず(確認コード未受信時の問い合わせは9:00〜20:00) 通話+データ 9:30〜20:00(データ専用はeSIMのみで、物理SIMからの変更の対象外)
オンライン可否 可(my 楽天モバイル) 可(ahamoアプリ・サイト) 可(povo2.0アプリ、eKYCが必要)
切り替え中に通信できない時間 手続きに2時間前後と案内(通信できない時間の明記ではない) 公式で確認できず 公式で確認できず
物理SIMカードの返却 返却の記載なし(旧SIMはeSIM開通後に利用停止と案内) 公式で確認できず 公式で確認できず

ahamoの表の「事故時の再発行料金」は、本記事の対象(同じ端末でSIMの種類を変える手続き)とは別で、ドコモショップ等で端末紛失などは4,950円、eSIM誤削除はキャンペーン中で無料と案内されていますが、これらは本表の手数料ではありません。表のうち「確認できず」は、上記の公式ページと関連ページを開いた範囲で記載がなかったという意味で、「ない」という意味ではありません。実際の手続き画面や店舗で最終確認してください。

各社の確認結果

ドコモ

ドコモ公式の発表(2025年8月5日)によると、携帯電話の事務手数料は2025年9月5日から店舗手続きが3,850円から4,950円(税込)に改定され、Webでの各種手続きは改定の対象外で引き続き無料です。eSIMクイック転送のページには、ドコモUIMカードからeSIMへ変更した後は、今まで使っていたドコモUIMカードは無効になると案内があり、受付時間は「終日」と記載されています。手続き画面の通信断の時間は記載がなく、公式で確認できませんでした。eSIMのクイック転送の対応条件はeSIMクイック転送の対応条件を会社別に整理した記事で扱っています。

au

au公式FAQ(更新日2026年8月27日)は、My au(Web)・My UQ mobile(Web)でのeSIM再発行・転送は無料、au Style・auショップ・UQスポットでは4,950円(税込)と案内しています。受付時間はWebで0:05〜23:55(年中無休)、SIMカードからeSIMへの回線切り替えには約30分かかるとされています。新規契約後は開通の2日後以降に手続きできる点、回線種別(4G/5G/5G SA)が変わると料金プランの変更が必要になることがある点も案内されています。

ソフトバンク

ソフトバンク公式FAQ「USIMカードからeSIMに変更したい場合は、どうしたらいいですか?」は、手数料の本文で、ソフトバンクショップ4,950円・オンラインショップ3,850円と案内しています。ただし同じFAQの注記に、2026年1月21日(水)からオンラインショップでの機種購入を伴わないSIM単体の機種変更(持ち込み機種変更)の事務手数料は、eSIMは無料と書かれています。本文の3,850円は1月21日より前の額で、1月21日以降はオンラインショップの該当手続きは無料、ショップは4,950円と読めます。同じ日付のお知らせでも、eSIMのSIM再発行と機種変更の手数料が2026年1月21日から無料になると案内されています。My SoftBankでの物理SIMからの変更の手数料は、今回確認した公式ページでは裏づけを取れていません。受付時間・通信できない時間・SIMカードの返却は公式で確認できませんでした。

楽天モバイル

楽天モバイル公式FAQによると、同じ製品のままSIMカードからeSIMに再発行する場合は、my 楽天モバイルの「各種手続き」からSIM再発行を申請し、eSIMの手数料は0円(税込)です。手続きには2時間前後かかり、eSIM再発行は当社側の手続きが完了するまで(申込みから約2時間以内)ならキャンセルできます。受付時間と、旧SIMカードの返却要否は、確認したページには記載がありませんでした。別の公式FAQ(2026年10月15日確認)は、eSIMを選んだ場合、新しいeSIMを開通した後に旧SIMが利用停止になると案内しています(返却についての記載はありません)。

ahamo

ahamo公式FAQによると、eSIM再発行はオンラインではキャンペーン中で無料(終了時期は未定)、SIMカード再発行は1,100円(税込)です。公式の手順ページには「利用中の端末をSIMカードからeSIMにする」手続きが載っていますが、料金FAQにはSIMカードからeSIMへの変更を個別の行として載せた箇所がなく、同じ端末でのSIM種別変更に再発行の料金が適用されるのかは読み取れませんでした。ドコモショップ等の店頭での端末紛失などの再発行(4,950円)やeSIM誤削除のキャンペーン(無料・終了時期未定)は事故時の別の扱いで、オンラインの無料キャンペーンとは別のものです。手続きはahamoアプリまたはサイトの「その他の手続き」から「SIMカード・eSIM」を選び、「eSIMの発行」へ進みます。

povo2.0

povo2.0公式FAQ(更新日2026年8月28日)は、物理SIMからeSIMへの変更もeSIM再発行として扱い、povo2.0アプリから手続きできると案内しています。受付時間は通話+データプランが9:30〜20:00で、eKYC(オンライン本人確認)が必要です。なお、データ専用プランはeSIMのみで、物理SIMからの変更の手続きは対象外です。手数料はeSIMが当面の間無料、SIMカードへの変更は3,850円(税込・通話+データプランのみ)です(FAQ更新日2026年5月21日)。

eSIMから物理SIMに戻す場合

公式で確認できた範囲では、楽天モバイルが「同じ手順で申請でき、SIMカードへの変更は3,000円(税込3,300円)」と案内しています。povoはSIMカードへの変更が3,850円(税込・通話+データプランのみ。データ専用はeSIMのみで戻す手続きなし)、ahamoはSIMカード再発行が1,100円(税込)と案内しています。ドコモは「eSIMについて」ページ(2026年10月15日確認)に、SIMカードの交換・再発行にはカード発行手数料がかかるとあるだけで、eSIMから戻す手続きと金額の記載はありません。au・ソフトバンクも、確認したページに戻す手続きの記載がなく、公式で確認できませんでした。往復の費用は「核心」の表のとおりです。

直近90日の手数料・受付時間のお知らせ

2026年10月15日に各社の公式お知らせ一覧と手数料ページを確認し直した範囲では、この手続きの手数料や受付時間を変更する発表は見つかりませんでした。ただし、直近90日分を会社ごとに全件確認できたわけではありません。確認の範囲は次のとおりです。

  • ドコモ:報道発表一覧の2026年9月22日〜10月14日の掲載分と、9月25日のahamoリニューアル等のリリース本文を確認(SIM・eSIMの手数料変更の記載なし)。それ以前の掲載分は一覧に出ず、未確認です
  • 楽天モバイル:お知らせ一覧の2026年9月22日〜10月13日の10件を確認(変更の記載なし)。それ以前は未確認です
  • povo:お知らせ一覧の2026年9月24日〜10月13日の6件を確認(題名にSIM・eSIMの手数料変更なし。メンテナンス3件は本文未確認)。それ以前は未確認です
  • ahamo:料金FAQ(最終更新2026年10月8日)でeSIM再発行の無料キャンペーン(終了時期未定)とSIMカード再発行1,100円を再確認しました。ahamoのお知らせ一覧は取得できず、10月3日に確認した10月11日〜12日のシステムメンテナンス(新規契約のeSIM発行が対象と記載、既存契約の変更が含まれるかの記載なし)は再確認していません
  • au:お知らせ一覧に今回アクセスできず(取得エラー)、確認できていません。受付時間は公式ページの記載(0:05〜23:55)のみが根拠です
  • ソフトバンク:お知らせ一覧の日付付きの掲載が取得できず、直近90日の変更の有無は未確認です。FAQの手数料と2026年1月21日の注記は再確認しました

向かない人・注意

この記事は、端末を変えずに同じスマホで物理SIMをeSIMに替える方向けです。機種変更でeSIMを新しい端末へ移す場合、紛失・故障で再発行する場合は手続きが異なります(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ahamo・povo)。端末がeSIMに対応しているか、SIMロックが解除済みかは各社の対応機種ページで事前に確認してください。MVNO(格安SIM)は本記事の対象外です。eSIMの仕組み自体はeSIMとは?仕組み・物理SIMとの違い、開通後に通信できない場合はeSIMが開通しないときの確認順とキャリア別の対処法を参照してください。手数料・受付時間は改定されることがあるため、手続き前に各社の公式ページで最新の内容を確認してください。ドコモで機種変更に伴ってeSIMを移す場合はドコモのeSIM機種変更を参照してください。

よくある不安

物理SIMからeSIMに替えるのに、手数料はかかりますか?

オンライン(Web・アプリ)なら、2026年10月時点でドコモ・au・楽天モバイル・povoの公式ページは無料と案内しています。ドコモはWebでの携帯電話の手続きの事務手数料が無料、auはMy au/My UQ mobile(Web)が無料、楽天モバイルはeSIMが0円、povoは当面無料です。ahamoはeSIM再発行がキャンペーン中(終了時期未定)で無料と案内していますが、物理SIMからeSIMへの変更に同じ料金が適用されるかは公式FAQに記載がなく、無料とは言い切れません。ソフトバンクは、オンラインショップで機種購入を伴わないeSIMへの変更(持ち込み機種変更)が2026年1月21日以降無料です。店舗では、ドコモ・auとソフトバンクのショップが4,950円(税込)です。

eSIMに替えてみて合わなければ、物理SIMに戻せますか?費用は?

戻す手続きと費用を公式で確認できたのは楽天モバイルとpovo2.0の2社です(2026年10月時点)。楽天モバイルはSIMカードへの交換が3,000円(税込3,300円)、povo2.0はSIMカードへの変更が3,850円(税込・通話+データプランのみ)です。ahamoはSIMカードの発行料金(1,100円・税込)のみ確認でき、eSIMからの変更に同じ額が適用されるかの明記はありません。ドコモ・au・ソフトバンクは、確認したページに戻す手続きの手数料の記載がなく、公式で確認できませんでした。切り替えが無料でも、戻すと費用がかかる会社があります。

切り替えの途中で、スマホが通信できなくなる時間はありますか?

通信できない時間の長さを明記している公式ページは、確認できた範囲ではありませんでした。ドコモは変更後に元の物理SIM(UIMカード)が無効になると案内し、auは切り替えに約30分、楽天モバイルは約2時間前後かかると案内しています。手続き中は通話・通信が使えない時間が出る可能性があるため、急ぎの連絡がない時間帯に行うのが無難です。

機種変更でeSIMを新しい端末に移す場合も同じ手続きですか?

いいえ、別の手続きです。本記事は端末を変えずに、同じスマホで物理SIMをeSIMに替える場合を扱います。機種変更でeSIMを移す手続きはeSIMは機種変更で自動的に移らない — キャリア別の再発行手順とやってはいけないことで解説しています。

eSIMへの切り替えを機にプランを見直すなら

物理SIMからeSIMへの切り替えは、今契約しているキャリアのままで行えます。SIMの形式(物理SIM↔eSIM)だけを変えるなら、原則としてプランを変える必要はありません。回線の種類が変わる場合は別です。そのうえで、この機会に料金プランを見直したい方に向けて、比較の候補を挙げておきます。今のプランで困っていない方は、読み飛ばして問題ありません。

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比較検討の候補として、格安SIMのBB.exciteモバイルの公式サイトでFitプランの料金を確認できます。

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まとめ

端末を変えずに物理SIMからeSIMへ替える手続きは、2026年10月時点でオンラインなら無料と案内する会社が多く、店舗ではドコモ・au・ソフトバンクのショップが4,950円(税込)です。ソフトバンクはオンラインショップなら機種購入を伴わないeSIMへの変更が2026年1月21日以降無料(ショップは4,950円)で、povoは「当面の間」無料で終了時期が公式に書かれていません。ahamoは、eSIM再発行は無料キャンペーン中(終了時期未定)ですが、物理SIMからの変更に同じ料金が適用されるかは公式に記載がなく、無料とは言い切れません。切り替えが無料でも、楽天モバイル(3,300円)・povo(3,850円)は物理SIMに戻すと有料なので、戻す可能性があるなら往復の費用で比べてください。受付時間・切り替え中の通信できない時間・SIMカードの返却要否は、公式で確認できない項目が多く残ります。手続きの直前に、各社の申込み画面と公式ページで確認してください。