「eSIMを入れたスマホを紛失した」「誤ってeSIMのプロファイルを削除した」。auでこうなったとき、どこで手続きして、いくらかかるのかは、状況によって三通りに分かれます。2026年10月時点でau公式サイトを確認すると、本人確認(eKYC)を使ったeSIM発行・再発行のオンライン手続きは、システムメンテナンスのため停止中でした。このため紛失・故障・誤削除は店舗が窓口です。店舗の手数料は通常4,950円(税込)で、原因が故障・紛失・誤削除と確認できれば無料です。この記事は、その分かれ目と、契約条件によって店舗のみになる人の扱いを整理します。機種変更にともなうeSIMの移行はeSIMは機種変更で自動的に移らない — キャリア別の再発行手順とやってはいけないことをご覧ください。
この記事の要点
- 紛失・故障・誤削除は、eKYCのオンライン手続きが停止中のため店舗(au Style/auショップ/UQスポット)が窓口です。お知らせの掲載日は2026年4月13日、更新日は2026年9月9日で、再開時期の記載はありません(2026年10月時点・au公式)
- 店舗の手数料は通常4,950円(税込)。原因が機器の故障・紛失、またはeSIMの誤削除と確認できれば、eSIM再発行に関わる手数料は無料です。分かれ目は「原因が事故として確認できるか」で、差額は4,950円です
- 4G LTE契約の未成年と法人契約は、もともと店舗のみでSIM発行手数料4,950円(税込)と案内されています。事故時の無料がこの2つにも及ぶかは、確認したページに記載がありません
- UQ mobile・povoはauと同じKDDIグループの回線ですが、povoは手続き・手数料が別です。povoは[povo2.0のeSIM再発行](/articles/esim-saihakko-povo/)で確認してください
核心: あなたの状況で、窓口と手数料はこう分かれる
au公式の案内を、読者の状況ごとに並べると次のとおりです(2026年10月時点)。
| あなたの状況 | 窓口 | 手数料 |
|---|---|---|
| 端末を紛失・故障した(新しい端末にeSIMを設定したい) | 店舗(eKYCのオンライン手続きは停止中) | 原因が確認できれば無料、通常は4,950円 |
| 誤ってeSIMを削除した(同じ端末で再設定したい) | 店舗(同上) | 原因が確認できれば無料、通常は4,950円 |
| 4G LTE契約の未成年、または法人契約 | もともと店舗のみ | 4,950円と案内(事故時の無料の適用は確認できず) |
| 支払方法が窓口払い | 口座振替かクレジットカード払いに変更し、翌日以降に手続き | 記載なし |
| 5G SAから5G/4G LTEへ回線種別を変更した | My auなどでeSIM再発行の手続きが必要 | 手数料の記載は確認できず |
オンライン(My au・My UQ mobile)でのeSIM再発行・転送は無料、店舗は4,950円(税込)というのが、au公式FAQ「eSIMの再発行はいつでも手続きできますか?」(2026年8月27日更新表記)の整理です。ただし同じFAQは、契約回線以外での再発行と、誤削除、紛失・故障時の再発行にはeKYC認証が必要としています。今はこのeKYCが止まっているので、事故による再発行はオンラインの無料枠に乗れず、店舗の「原因が確認できれば無料」に頼る形になります。
店舗の損益の分かれ目: 原因が確認できるかで4,950円
店舗の手数料について、au公式は次のように案内しています。
機器の故障や紛失、eSIMの誤削除を原因としたeSIM再発行であることを確認できたお客さまにつきましては、eSIM再発行に関わる手数料は無料にて承ります(au公式・ID-06のページ)。
つまり、店舗では次の二通りです。
- 原因が故障・紛失・誤削除と確認できた場合: 0円
- それ以外の理由と扱われた場合: 通常の4,950円(税込)
来店して原因が確認できなかったときの差は4,950円です。原因をどう確認するのか、どんな書類が要るのかは、確認したau公式ページに書かれていません。そのため、来店前に「いつ、何が起きたか」(紛失した日、故障の症状、削除した経緯)を説明できるようにしておき、窓口で無料の対象になるかを先に尋ねるのが安全です。推測で「この書類があれば無料」とは言えません。
なお、4,950円は2026年8月1日の改定後の金額です。KDDIの発表(2026年6月22日)によると、店頭のSIM・eSIM発行は3,850円から4,950円に改定されました。古い情報では3,850円と書かれていることがあるので注意してください。この発表の表には「再発行」の語は出てこないため、再発行の4,950円は、au公式FAQ(2026年8月27日更新表記)の記載を根拠にしています。
ではオンラインの再開を待つべきか。事故が原因なら店舗でも無料と案内されているため、待つ得は金額の面ではありません。再開時期の記載もないため、いま端末が使えずに困っているなら、来店予約のうえで店舗に行く判断になります。
契約条件で、もともと店舗のみになる人
au公式FAQ「再発行/転送ができない場合の原因と対処方法」(2026年9月15日更新表記)は、契約条件別に次の対処を案内しています。
| 該当条件 | 扱い | 手数料 |
|---|---|---|
| 契約者または利用者が未成年(4G LTE) | 店舗で再発行 | SIM発行手数料4,950円(税込) |
| 契約者または利用者が未成年(5G/5G SA) | 「未成年WEBフィルター」への加入が必要 | 記載なし |
| 法人契約 | 店舗で再発行のみ | SIM発行手数料4,950円(税込) |
| 支払方法が窓口払い | 口座振替かクレジットカード払いに変更後、翌日以降に手続き | 記載なし |
| auオンラインショップでの新規・回線変更の直後、または店舗で再利用した直後 | 開通から2日後以降に再発行が可能 | 記載なし |
4G LTEの未成年と法人契約が、紛失・故障・誤削除のとき無料になるかどうかは、FAQにもID-06のページにも書かれていません。ID-06の「無料」の案内に契約者の種別を限定する記載は見当たりませんが、4,950円の案内と並べて読むと食い違って見えるため、この2つの契約の方は来店前の確認が必要です。
来店前の準備
au公式は、持参するものを「新しくご利用予定の端末」と「本人確認書類」とし、来店予約をすると案内がスムーズになる、としています。店舗は au Style、auショップ、UQスポットです。紛失・故障・誤削除のいずれかを窓口で説明することになるので、上の「分かれ目」の項のとおり、経緯を整理しておくと確実です。
(参考)オンライン手続きの通常ルール — 現在掲載されている通常条件
eKYCのオンライン手続きが使えていたときの条件も、au公式のFAQに残っています。再開時期は不明ですが、参考として整理します。
- 受付時間: 0:05〜23:55(年中無休)。所要時間の目安は数分〜30分ほど
- 必要なもの: Wi-Fiネットワーク、au/UQ mobileを利用する端末、本人確認書類(運転免許証・運転経歴証明書・マイナンバーカード・在留カードのいずれか)
- 対応条件: eSIMに対応する機種であること。他社購入端末はSIMロック解除済みであることも条件です(iOSはiOS 13以上、Androidは別ページでeSIM対応機種を確認。au公式 ID-06・2026年10月時点)
停止しているのはeKYCを使うこの経路で、My au(Web)・My UQ mobile(Web)でのeKYCを使わない手続き(無料のeSIM再発行・eSIM転送など)は、案内に残っています。
向かない人・注意
この記事は、個人名義でau/UQ mobileを契約している方の、紛失・故障・誤削除によるeSIM再発行を対象にしています。物理SIMカードの再発行や、SIMロック解除そのものの手続きは対象外です。他キャリアの再発行条件もあわせて比較したい場合はeSIM再発行の手数料・受付時間をキャリア横断で比較した記事、eSIMを誤って削除した直後にまずやるべきことはeSIMを誤って削除してしまったときの記事も参考にしてください。
よくある不安
今すぐau/UQ mobileでeSIMをオンライン再発行できますか?
紛失・故障・誤削除による再発行は、2026年10月時点ではオンラインでできません。au公式サイトの「お知らせ」によると、停止しているのは本人確認(eKYC)を利用したeSIM発行・再発行のオンライン手続きで(掲載日2026年4月13日・更新日2026年9月9日、au公式)、au公式FAQは契約回線以外での再発行や紛失・故障・誤削除による再発行はこのeKYC認証が必要な手続きだとしています。そのため店舗(au Style/auショップ/UQスポット)での手続きが必要です。再開時期はページに記載がありません。
店舗での再発行に手数料はかかりますか?
店舗(au Style/auショップ/UQスポット)の通常の手数料は4,950円(税込)です(au公式FAQ・2026年8月27日更新表記。KDDIは2026年8月1日に店頭のSIM・eSIM発行を3,850円から4,950円へ改定)。ただし、機器の故障・紛失、またはeSIMの誤削除が原因であると確認できた場合は、eSIM再発行に関わる手数料は無料と、au公式が案内しています(2026年10月時点)。原因の確認方法の詳細はページに記載がないため、来店時に窓口で確認するのが確実です。
未成年や法人契約でも、故障・紛失なら無料になりますか?
確認できませんでした。au公式FAQは、4G LTE契約の未成年と法人契約は店舗での再発行となり、SIM発行手数料は4,950円(税込)と案内しています(2026年9月15日更新表記)。一方で、故障・紛失・誤削除の無料の案内がこの2つの契約にも及ぶかは、確認したページに書かれていません。来店前に、窓口やサポートで確認してください。
機種変更でeSIMを新しい端末に移す場合も、同じ手続きですか?
いいえ、別の手続きです。旧端末が手元にある機種変更のeSIM転送は、紛失・故障・誤削除による再発行とは異なります。詳しくはeSIMは機種変更で自動的に移らない — キャリア別の再発行手順とやってはいけないことで解説しています。
復旧後、料金プランも見直したい場合
機種変更や再発行の手続きは、今契約しているキャリアのままで行えます。プランを変える必要はありません。そのうえで、この機会に料金プランそのものを見直したい方に向けて、比較の候補を挙げておきます。今のプランで困っていない方は、読み飛ばして問題ありません。
まとめ
2026年10月時点、auでeSIMを紛失・故障・誤削除した場合の再発行は、本人確認(eKYC)を使ったオンライン手続きが停止中で、au Style/auショップ/UQスポットへの来店が必要です。店舗の手数料は通常4,950円(税込)で、原因が故障・紛失・誤削除と確認できれば無料です。分かれ目は原因が確認できるかどうかで、差額は4,950円です。4G LTE契約の未成年と法人契約は、メンテナンスの有無にかかわらず店舗のみで、事故時の無料が及ぶかは確認できませんでした。来店前に、au公式の店舗検索・来店予約ページで最新の状況を確認しておくと確実です。
本記事は au公式サイトの公開情報に基づく解説であり、最新の手数料・受付時間・手続き条件は au公式サイトまたは契約先の店舗でご確認ください。
povoの場合はpovo2.0のeSIM再発行を参照してください。 楽天モバイル・ソフトバンクは楽天モバイルのeSIM再発行・ソフトバンクのeSIM再発行で個別に整理しています。




