「LINEMO 海外」と検索してこのページに来た人の多くは、来月の旅行や出張の前に「今使っているLINEMOのスマホ、海外でそのまま使えるのか」を確認したいはずです。結論としては、申込みなしではそのまま使えません。事前に無料の「世界対応ケータイ」へ申し込む必要があり、申し込むとデータ定額サービス「海外あんしん定額」が自動的に適用される仕組みです。LINEMOベストプラン・ベストプランVの契約者は、期間限定で1〜7日間プランが実質無料になるキャンペーンも実施中です。料金体系、データ量の上限、LINE通話・SMSの扱い、設定手順を2026年10月時点のLINEMO公式情報で整理し、滞在日数別の総額の計算例も加えました。
この記事の要点
- 海外データ通信を使うには、My Menuから無料の「世界対応ケータイ」に申し込む必要があります。申し込むと「海外あんしん定額」が自動適用されます(2026年10月時点・LINEMO公式)
- 「定額国L」(200カ国以上)は日単位の定額でデータ無制限です。24時間で10GBを超えた場合の速度制御(最大4.5Mbps)は、提供条件書に「2027年春以降の当社が別途ご案内する日から開始」と明記されており、実際の開始状況は本稿執筆時点で未確認です。「定額国S」(バハマ・ジンバブエ・イランなど)は24時間単位で容量(1MB/5MB/10MBなど)を選ぶ定額プランで、上限を超えるとパケット通信の提供が終了します(同社公式)
- LINEMOベストプラン/ベストプランVの契約者は、2026年9月1日から2026年冬(予定)までの期間限定で、1〜7日間プランの利用料金が毎月最大6,860円まで割引されます。8日間以上のプランは対象外です(同社公式)
- 海外でのLINEのトーク・通話は「データフリーになりません」と公式FAQに明記されており、海外あんしん定額のデータ容量を消費します(同社公式)
先に結論 — 契約と選ぶプランの日数で料金は分かれる
| あなたの状況 | 結論(定額国Lへの渡航) |
|---|---|
| ベストプラン/ベストプランVで、1〜7日間プランを選ぶ | 2026年冬(予定)までは割引で0円(毎月最大6,860円まで) |
| ベストプラン/ベストプランVで、8日間以上のプランを選ぶ | 現行は割引対象外。980円×プランの日数がかかる。計算例は下の表 |
| 1〜7日間のプランを分けて買う | 割引の可否・総額は公式に明記がなく未確認(LINEMOに確認) |
| スマホプラン・ミニプラン(旧プラン) | 割引対象外。7日間なら6,860円 |
| 渡航先が「定額国S」 | 容量ごとの定額(1MB 1,980円など)。日数計算とは別体系 |
いずれも、先に「世界対応ケータイ」への申込みが必要です(2026年10月時点・LINEMO公式)。
申込みが必要 — 「世界対応ケータイ」への加入で「海外あんしん定額」が自動適用
LINEMO公式サイトには「LINEMOなら毎月7日間プランまで、海外データ通信が無料」とある一方、これは自動で使える意味ではありません。海外データ通信を利用するには、まずMy Menuから無料の「世界対応ケータイ」に申し込む必要があります。所要時間は約1分で、「世界対応ケータイに加入のお申込みを行うと、海外あんしん定額が自動適用となります」と案内されています(2026年10月時点・LINEMO公式)。申込み後は、専用サイトで「海外あんしん定額」が適用されていることを確認できます(渡航後の確認でも構いません)。
新しい電話番号で契約した場合は「課金開始から5カ月目より加入可能」で、課金開始から4カ月目の末日までは世界対応ケータイに加入できません(同社公式)。
料金体系 — 「定額国L」「定額国S」「飛行機・船」
海外あんしん定額の料金は、渡航先によって3つの体系に分かれます(2026年10月時点・LINEMO公式)。海外あんしん定額のデータ通信は、日本国内で契約しているプランのデータ量(ギガ)とは別枠です。LINEMO公式は「渡航先でデータ通信をした場合、料金プランのギガは消費されますか?」との問いに「いいえ。料金プランのギガは消費されません」と回答しており、国内プランのギガを消費することなく、海外あんしん定額のデータ容量だけが消費されます(同社公式)。後述のとおりLINEの利用分も、この海外あんしん定額のデータ容量から消費される扱いです。
| 種類 | 対象 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 定額国L | 主要国を含む200カ国以上 | 1日間980円/2日間1,960円/7日間6,860円(8〜31日間は7,840円〜30,380円) |
| 定額国S | バハマ・ジンバブエ・イラン・ミクロネシア・ジブチ・レバノン・ベリーズなど | 1MB 1,980円/5MB 9,800円/10MB 19,600円 |
| 飛行機・船(設備搭載機のみ) | 対応の航空機・船舶内 | 50MB/1時間 980円/100MB/5時間 1,960円/150MB/15時間 2,940円 |
「定額国S」「飛行機・船」は、いずれも24時間・1時間などの単位時間ごとに容量(MB)を選ぶ定額プランで、従量課金ではありません。プランのデータ量上限を超過したときは、その期間中パケット通信の提供が終了します(同社公式提供条件書)。
対象プランは「LINEMOベストプラン」「LINEMOベストプランV」です。渡航前に対象国が「定額国L」「定額国S」のどちらに当たるか、公式の対象国一覧で確認しておくと料金の見誤りを防げます。
期間限定 — 1〜7日間プランが毎月最大6,860円まで割引(2026年9月1日〜2026年冬予定まで)
LINEMO公式サイトには次の期間限定の割引が明記されています(2026年10月時点)。
- 2026年9月1日から2026年冬(予定)まで: 「定額国L」の1日間(980円)〜7日間(6,860円)の各プランを利用した場合、それぞれのプランごとに利用料金から毎月最大6,860円が割引されます。「定額国L」の8日間(7,840円)〜31日間(30,380円)の各プランは割引の対象外です。
- 2026年冬(予定)以降: 「LINEMOベストプラン」「LINEMOベストプランV」の契約者は、「定額国L」の1〜31日間の全プランを合計して毎月最大6,860円まで追加料金なしで利用できるよう改定予定とされています。詳細は「決まり次第、当社ホームページ等でお知らせします」とされ、2026年10月時点では確定していません。
いずれもスマホプラン・ミニプラン(旧プラン)はこの無料枠の対象外です(同社公式)。
選ぶプランの日数別の総額 — ベストプラン契約者の計算例
ここからは、公式の料金と割引条件を、選ぶプランの日数に当てはめた計算例です。前提は「ベストプラン/ベストプランVで世界対応ケータイに加入済み、渡航先は定額国L、1回の渡航で1つのプランを選ぶ」です。通常料金は、公式の提供条件書の計算方法(980円×選択したプランの日数)で計算しています。
| 選ぶプラン | 通常料金 | 現行(2026年冬予定まで)の割引後 | 改定予定(2026年冬以降)の計算例 |
|---|---|---|---|
| 1日 | 980円 | 0円 | 0円 |
| 7日 | 6,860円 | 0円 | 0円 |
| 8日 | 7,840円 | 7,840円(対象外) | 980円 |
| 10日 | 9,800円 | 9,800円(対象外) | 2,940円 |
| 14日 | 13,720円 | 13,720円(対象外) | 6,860円 |
| 31日 | 30,380円 | 30,380円(対象外) | 23,520円 |
「改定予定」の列は、公式が「すべてのプランを合計して毎月最大6,860円まで、追加料金なしでご利用いただけるように改定予定」と案内している内容を当てはめた計算で、詳細は未確定です。確定した料金ではありません。
この表から読み取れる、判断の分かれ目は次の3点です。
- 7日と8日の境で、0円から7,840円に跳ね上がる: 現行の割引は1〜7日間プランだけが対象のため、8日間以上のプランを選ぶと割引が効きません。旅行が7日間プランの範囲に収まるかどうかが、総額を大きく左右します(日数の数え方は公式の提供条件で確認してください)。
- プランを分けて買う場合: 公式は複数プランの組み合わせの可否や割引を明記していません。未確認のため、この表の金額を旅行全体の最低支払額とは読まず、前提にした計画も立てず、LINEMOに確認してください。
- 2026年冬以降は、長期ほど一律6,860円ぶんが差し引かれる形になる予定: 計算上、31日間でも23,520円が残るため、長期滞在は割引後も現地SIM・海外eSIMとの比較が必要です。
割引の上限6,860円は「毎月」で、公式には「翌月1日の0時にリセット」とあります。月末から月初にまたがる旅行で、どちらの月に数えるかは、公式ページで確認できませんでした。申込み前にLINEMOへ確認するのが確実です。旧プラン(スマホプラン・ミニプラン)は、いずれの列でも割引の対象外です。
データ容量の上限 — 24時間で10GB超は速度制御(開始時期は未確認)
「定額国L」はデータ無制限とされていますが、LINEMOの案内ページには「24時間で10GB超の場合、通常利用に影響のない範囲で速度制御(最大4.5Mbps)します」と明記されています(2026年10月時点・LINEMO公式)。一方、提供条件書(更新日2026年9月1日)には「単位期間内のデータ使用量が10GBを超えた場合、次の単位期間の開始まで通信速度を送受信時最大4.5Mbpsに制限」する規定があり、「本制限は、2027年春以降の当社が別途ご案内する日(当社ホームページでお知らせします)から開始いたします」とも明記されています。案内ページには開始時期の留保が書かれていない一方、提供条件書は2027年春以降の開始としており、実際にいつから適用されるかは本稿執筆時点で確認できていません。渡航前に公式サイトで最新の適用状況を確認することをおすすめします。「定額国S」は従量制ではなく、24時間単位で容量(1MB/5MB/10MBなど)を選ぶ定額プランで、上限に達するとその期間中はパケット通信の提供が終了します(同条件書)。
通話・SMS・LINEの扱い
音声通話は「海外あんしん定額」の対象外で、「海外では国ごとに設定された通話料金が発生します」(同社公式)。SMSは全角70文字相当(最大140バイト)まで送信100円/通で、71〜134文字は200円、それ以降は67文字ごとに100円が加算される段階制です(最大670文字で1,000円)。受信は無料です(同社公式)。日本の番号宛のSMS(認証コードなど)を海外で受け取る方法や料金の考え方は、海外にいても、日本の番号宛のSMSは受け取れる?で整理しています。
LINEMOの特長である「LINEギガフリー」(LINE利用分がデータ消費なしになる仕組み)について、公式FAQは「海外でのLINEご利用時はデータフリーになりません」と明記しています(2026年10月時点・LINEMO公式)。つまり海外では、LINEのトーク・通話も通常のデータ通信と同じく「海外あんしん定額」のデータ容量を消費します。「LINEブランドだから海外でもLINEは無料」という思い込みは避けたほうがよい点です。
設定手順 — 出発前・現地到着後
LINEMO公式の「カンタン4ステップ」に沿うと、次の順序になります(2026年10月時点・同社公式)。
- 出発前(日本で): My Menuで「世界対応ケータイ」に無料で申し込みます(所要約1分)。申込みと同時に「海外あんしん定額」が自動適用されます。
- 出発前(適用確認): 専用サイトで「海外あんしん定額」が適用されていることを確認します。このステップは渡航後でも確認できます。
- 現地到着後: スマホの設定でデータローミングをONにします。具体的な操作は公式のiPhoneでの設定方法・スマートフォン(Android)・タブレット・4Gケータイでの設定方法で機種別に確認できます。
- 現地到着後: LINEMOから届くSMSのリンクをタップし、利用したい日数分のプランを選んで「利用を開始する」をタップします。ここでタップした時点でプランの定額料が発生し、キャンセルはできません。
帰国後にオフへ戻す操作については、このページに明記がありません。プランは選択した日数の経過で終了する仕組みです。
LINEMOの回線のまま海外あんしん定額を使う場合の操作は上記のとおりです。渡航用に別のeSIMを追加して使う場合の画面操作は「QRコードを読み取ってください」で止まったら — iPhone・AndroidのeSIM設定手順で解説しています。
つまずきやすい点・向かない人
「世界対応ケータイ」に申し込んでいないと、そもそも海外あんしん定額は適用されません。渡航直前に気づいた場合は、出国前にMy Menuでの申込みを済ませておく必要があります。また、SMSのリンクから「利用を開始する」をタップした時点で課金が始まり、キャンセルできない点にも注意が必要です(同社公式)。
短期の渡航で少量のデータしか使わない場合や、LINEMO以外の回線・SIMフリー端末を使っている場合は、現地の通信事業者が提供するeSIMを使うという選択肢もあります。海外あんしん定額とeSIM・レンタルWiFi・ローミングの仕組みの違いは海外旅行の通信はeSIM・レンタルWiFi・ローミングのどれ?で整理しています。同じソフトバンク系でも、ワイモバイルは条件が異なります。ワイモバイルは対象プランで申込み不要の新サービス(海外2GB)を2026年11月18日に開始します(ワイモバイル公式 2026-10-16 お知らせ https://www.ymobile.jp/info/press/2026/26101601.html)。LINEMOの条件とは別なので、詳しくはワイモバイルは海外でそのまま使える?で比較できます。ドコモ系(ahamoは海外でそのまま使える?・ドコモの海外ローミングは無料?)やau系(UQモバイルは海外でそのまま使える?)、povo・楽天モバイルも条件が異なるので、乗り換えを検討する場合はそれぞれの記事で確認してください。
契約中のキャリアの海外サービスで足りないとき — 渡航先で使える海外eSIMという選択肢
LINEMOベストプラン/ベストプランVの契約者で、「定額国L」の対象国で1〜7日間プランを選ぶなら、期間限定の割引(2026年冬予定まで毎月最大6,860円)で実質無料の範囲に収まるため、追加は不要です。一方で、対象プラン以外の契約者や、8日間以上のプラン(7,840円〜30,380円。割引の対象外)を選ぶ長期滞在、料金が割高な「定額国S」該当国(バハマ・ジンバブエ・イランなど。容量ごとの定額で上限に達すると通信が終了します)への渡航では、渡航先で使える海外eSIMという選択肢を検討する余地があります。仕組みの違いは海外eSIM・レンタルWiFi・ローミングの違いで整理しています。
まとめ
LINEMOで海外データ通信を使うには、無料の「世界対応ケータイ」への事前申込みが必須です。申し込むと「海外あんしん定額」が自動適用され、現地ではデータローミングのONとSMSリンクからのプラン選択という2つの操作で使えるようになります。LINEMOベストプラン・ベストプランVの契約者は、2026年冬(予定)までの期間限定で1〜7日間プランが実質無料になりますが、8日間以上のプラン(8日間7,840円、14日間13,720円など)や旧プラン(スマホプラン・ミニプラン)はこの割引の対象外です。海外でのLINEはデータフリーにならない点にも注意し、渡航前に対象国が「定額国L」「定額国S」のどちらかを確認しておくと安心です。ソフトバンクの海外サービスとの違いはソフトバンクは海外でそのまま使える?で整理しています。
よくある不安
LINEMOは海外に着いたらそのまま使えますか?
いいえ、事前の申込みが必要です。My Menuから無料の「世界対応ケータイ」に申し込むと、データ定額サービス「海外あんしん定額」が自動的に適用されます。現地では端末側のデータローミングをONにし、LINEMOから届くSMSのリンクから利用したいプランを選んで「利用を開始する」操作をして初めて通信できるようになります(2026年10月時点・LINEMO公式)。
海外でLINEを使うと、データ通信量はかかりませんか?
かかります。LINEMO公式FAQは「海外でのLINEご利用時はデータフリーになりません」と明記しており、国内で適用される「LINEギガフリー」は海外では適用されません。LINEのトーク・通話も「海外あんしん定額」のデータ容量から消費されます(2026年10月時点・LINEMO公式)。
1〜7日間プランが無料になるのは、どのプランの契約者ですか?
対象は「LINEMOベストプラン」「LINEMOベストプランV」の契約者です。2026年9月1日から2026年冬(予定)までの期間限定で、「定額国L」の1〜7日間プランの利用料金から毎月最大6,860円が割引されます。8日間以上のプランはこの割引の対象外で通常料金がかかります(2026年10月時点・LINEMO公式)。
LINEMOで8日間・14日間のプランを選ぶと、いくらかかりますか?
「定額国L」の料金は、公式の提供条件書の計算方法(980円×選択したプランの日数)で計算できます。8日間プランは7,840円、14日間プランは13,720円です。ベストプラン系でも、2026年冬(予定)までの現行の割引は1〜7日間プランだけが対象のため、8日間以上のプランを選ぶ場合は割引なしでこの金額になります。プランを分けて買う場合の可否と割引は公式に明記がなく未確認です。2026年冬(予定)以降は1〜31日間を合計して毎月最大6,860円まで追加料金なしとする改定が予定されており、この場合の計算例は8日間で980円、14日間で6,860円ですが、改定内容は確定していません(2026年10月時点・LINEMO公式)。




