脱衣所で震えながらリモコンの「予備暖房」ボタンを押す。15分もすれば浴室がじんわり暖まり、電源を切る。「このくらいなら大した金額ではないだろう」——公式仕様の消費電力が続くと仮定した計算例では、15分で10円前後。その感覚は大きく外れていない。ところが同じ浴室暖房乾燥機で洗濯物を「衣類乾燥」モードにして回すと、話が変わってくる。
この記事の要点
- パナソニックFY-13UG7E公式仕様(100V)では予備暖房の消費電力は1,300W(50Hz)。31円/kWhで計算すると15分で約10.1円、30分で約20.2円です(2026年9月時点・パナソニック公式仕様にもとづく計算例)
- 同じ機種の衣類乾燥(自動乾燥・1,250W)は2時間で約77.5円、3時間で約116.3円という計算になり、予備暖房より1回あたりの金額がはっきり大きくなります。マックスBS-133HM-1・三菱電機V-142BZの公式仕様で計算しても同様の傾向でした(2026年9月時点・各社公式仕様にもとづく計算例)
- 分かれ目は使い方です。入浴前の予備暖房だけなら月の計算例は数百円、乾燥を併用するなら「何分で終わるか」が金額を決めます。1,250Wが続くと仮定すると約43分で、除湿機の速乾1回分(27.5円)に並びます([乾燥機の電気代の記事](/articles/kansouki-denkidai/)と同じ前提・2026年10月時点)。「計算例」は掲載電力×決めた時間、「乾燥終了までの費用」は実際に乾くまでの時間で決まる別の数字で、後者は公式に金額が公表されている機種が限られます
- ガス温水式(TESなど)は屋外の給湯暖房用熱源機でつくった温水を循環させる方式で、電気ヒーター式(本体内のヒーターで直接発熱)とは仕組みが異なります。ガス料金は契約や条件で変わるため、当記事では電気ヒーター式の金額のみを試算しています(2026年9月時点・東京ガス公式)
公式仕様に見る運転モード別の消費電力
浴室暖房乾燥機は、暖房・衣類乾燥・換気・涼風といった運転モードごとに消費電力(W)が異なります。同じ「乾燥」でも、風だけで乾かすモードとヒーターを使うモードでは消費電力が大きく違うため、メーカー公式の仕様書に載っている運転モードの表記のまま確認する必要があります。
パナソニック「FY-13UG7E」(ユニットバス専用・1室換気用・単相100V)の取扱説明書には、運転モードごとの消費電力が周波数別(50Hz/60Hz)に記載されています(2026年9月時点・同社公式)。200V仕様の「FY-22UG7E」は同じ取扱説明書に併記されており、100Vより消費電力が大きくなります。
| メーカー・型番(電圧) | 暖房 | 衣類乾燥 | 換気(強) | 換気(弱)・24時間換気 | 涼風 |
|---|---|---|---|---|---|
| パナソニック FY-13UG7E(100V) | 予備暖房 1,300W/1,320W | 自動乾燥・乾燥(タイマー)1,250W | 25.5W/28.5W | 19.5W/18.0W | 25.5W/28.5W |
| パナソニック FY-22UG7E(200V) | 予備暖房 2,200W/2,250W | 自動乾燥・乾燥(タイマー)2,100W | 30.0W/34.5W | 21.0W/19.5W | 30.0W/34.5W |
| マックス BS-133HM-1(100V) | 暖房 1,100W/1,150W | 乾燥[標準]1,100W/1,150W | 22W(換気設定2の例) | 24時間換気 7W(風量80m³/h設定時) | 31W/35W |
| 三菱電機 V-142BZ(100V) | 強1,250W/弱1,100W | 強1,200W/弱700W | 29W/34W | 換気(弱)24W/23W | 48W/50W |
(各社公式仕様書にもとづく。W表記は「50Hz値/60Hz値」。パナソニックは浴室周囲温度30℃時の値、マックス・三菱電機も同社仕様書の測定条件による値です。特定製品の推奨ではなく、公式仕様にもとづく計算例として使用します。2026年9月時点)
三菱電機の暖房・乾燥には「強」「弱」の2段階があり、温風「弱」は温度に応じてヒーターをOFFにし、消費電力を抑えます(ヒーター自体を使わない「風乾燥」とは別のモードです)。マックスの換気は風量設定(3段階)によって強・弱の消費電力が変わり、上表は代表的な設定2の値です。同じ「暖房」「衣類乾燥」という名称でも、機種によって仕様書上の数値の刻み方が異なるため、使用機種の取扱説明書で確認してください。
用途別の電気代 — 1回あたりの計算例
目安単価31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会・税込)で、用途別に1回あたりの電気代を計算しました。予備暖房は入浴前に浴室を暖める短時間の使い方、衣類乾燥は洗濯物を乾かす長めの使い方を想定し、15分・30分(予備暖房)と2時間・3時間(衣類乾燥)で計算しています。いずれも掲載された消費電力(W)が時間いっぱい続くと仮定して計算し、最後に31円/kWhを掛けた「計算例」です。実際に使った場合の請求額や、乾燥が終わるまでの費用そのものではありません。
| メーカー・型番 | 用途 | 消費電力 | 仮定した時間 | 計算例の電気代 |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック FY-13UG7E | 予備暖房(50Hz) | 1,300W | 15分 | 約10.1円 |
| パナソニック FY-13UG7E | 予備暖房(50Hz) | 1,300W | 30分 | 約20.2円 |
| パナソニック FY-13UG7E | 衣類乾燥(自動乾燥) | 1,250W | 2時間 | 約77.5円 |
| パナソニック FY-13UG7E | 衣類乾燥(自動乾燥) | 1,250W | 3時間 | 約116.3円 |
| マックス BS-133HM-1 | 暖房(50Hz) | 1,100W | 15分 | 約8.5円 |
| マックス BS-133HM-1 | 暖房(50Hz) | 1,100W | 30分 | 約17.1円 |
| マックス BS-133HM-1 | 乾燥[標準](50Hz) | 1,100W | 2時間 | 約68.2円 |
| マックス BS-133HM-1 | 乾燥[標準](50Hz) | 1,100W | 3時間 | 約102.3円 |
| 三菱電機 V-142BZ | 暖房(強) | 1,250W | 15分 | 約9.7円 |
| 三菱電機 V-142BZ | 暖房(強) | 1,250W | 30分 | 約19.4円 |
| 三菱電機 V-142BZ | 乾燥(強) | 1,200W | 2時間 | 約74.4円 |
| 三菱電機 V-142BZ | 乾燥(強) | 1,200W | 3時間 | 約111.6円 |
(各社公式仕様書の消費電力(W)に31円/kWhを掛けた当サイトの計算例です。特定製品の推奨ではありません。掲載電力が一定で続くと仮定した試算で、温度制御・使用環境・乾燥が終わるまでの時間によって実際の金額は変わります。2026年9月時点)
予備暖房の計算例は15分で約8〜10円、30分で約17〜20円と、機種による差はあるものの20円台までに収まります。一方、衣類乾燥の計算例は2時間で70〜80円台、3時間になると100円を超える機種が複数あります。「数分の運転だから安い」という感覚は予備暖房には当てはまりますが、時間のかかる衣類乾燥には当てはまりません。
200V仕様のパナソニックFY-22UG7Eでは、消費電力が100V機のおよそ1.7倍になる分、電気代もおおむね比例して大きくなります(予備暖房2,200W・15分で約17.1円、衣類乾燥2,100W・3時間で約195.3円)。200V機は主に広い浴室・寒冷地向けの機種で、暖房・乾燥にかかる時間を短縮できる分、消費電力も大きくなる設計です。
比較用にエアコンの電気代は1時間いくら?と同じ公式仕様(6畳向け470W・10畳向け870W)で1時間あたりの電気代を計算すると、6畳向けエアコン暖房は約14.6円、10畳向けは約27円です。浴室暖房乾燥機の予備暖房は1回約8〜20円、ここで挙げたエアコンは1時間約14.6〜27円で、これは各掲載電力が一定で続いた場合の費用比較であり、対象面積も異なる部屋全体と浴室だけを、同じ室温・暖房効果になるとみなして比べたものではありません。470W/870Wは定格値で、公式仕様では6畳モデル(CS-224DFL)が125〜1,280W、10畳モデル(CS-284DFL)が125〜1,390Wの範囲で変動します。
計算例と「乾燥終了までの費用」は別の数字
表の金額は「掲載電力が続くと仮定して、こちらで決めた時間を掛けた」計算例です。モードごとに、実際の費用との関係は次のように違います。
| 用途 | 表の計算例が表すもの | 実際の費用が変わる要因 |
|---|---|---|
| 暖房(予備暖房) | 15分・30分と決めた時間の費用 | 時間は自分で決められるが、三菱電機の温風「弱」のように温度に応じてヒーターをOFFにする機種では、電力は掲載値より下がる |
| 衣類乾燥 | 2〜3時間と決めた時間の費用 | 自動乾燥は洗濯物の量・湿り具合・浴室の条件で終了時間が変わり、費用は「乾くまでの時間」で決まる |
| 換気・24時間換気 | 1か月つけっぱなしの費用 | 風量設定で電力が変わる(マックスは設定で強・弱が変わる) |
乾燥終了までの費用が公式に金額で示されているのは、確認できた範囲ではパナソニックFY-13UG7Eだけです。同社の取扱説明書には、実用衣類2kg・単価27円/kWh(2015年3月時点)という条件で、自動乾燥運転(通常期3時間)が約102円、乾燥(タイマー)運転2時間が約68円という試算があります。1,250W×3時間×27円/kWhは101.25円、1,250W×2時間×27円/kWhは67.5円で、同社試算は定格が続く計算とほぼ重なります(2026年9月時点・パナソニック公式。単価・衣類の量が当サイトの計算例と異なるため、金額は並べません)。マックスBS-133HM-1・三菱電機V-142BZは、乾燥が終わるまでの時間と金額の公式な目安を確認できていないため、本文では「何時間で終わる」とは書きません。
使い方の分岐 — 乾燥は何分までなら除湿機の速乾1回分に収まるか
浴室暖房乾燥機を選ぶかどうかの分かれ目は、予備暖房ではなく「乾燥を何分回すか」です。乾燥機の電気代は1回いくら?で扱っている衣類乾燥除湿機F-YHVX120の速乾1回分(27.5円・仕様ページの目安)を基準に、各機種の乾燥の掲載電力が続くと仮定したとき、何分で金額が並ぶかを計算しました。
| 機種(乾燥の掲載電力) | 1時間の計算例 | 速乾1回分27.5円に並ぶ時間 |
|---|---|---|
| パナソニック FY-13UG7E(1,250W) | 約38.75円 | 約43分 |
| 三菱電機 V-142BZ 乾燥(強・1,200W) | 約37.2円 | 約44分 |
| マックス BS-133HM-1 乾燥[標準](1,100W・50Hz) | 約34.1円 | 約48分 |
(各社公式仕様の消費電力に31円/kWhを掛けた当サイトの計算例です。並ぶ時間は、27.5円を1時間あたりの計算額で割り、60を掛けて分に直しました。実際の消費電力は運転中に変わり、乾燥にかかる時間は洗濯物の量で変わります。除湿機と同じ量を乾かせる場合に限った金額の比較です。2026年10月時点)
読者の状況別に分けると、次のようになります。
- 入浴前の予備暖房が中心で、乾燥は少量を短時間だけ:乾燥が40分前後で終わる量なら、金額は除湿機の速乾1回分と同じ水準です。浴室暖房乾燥機を持っているなら、掲載電力で40分運転する計算額は約22.7〜25.8円で、除湿機の速乾1回27.5円を下回ります。ただし乾燥できる量・モードが異なるため、機器を足すかどうかはこの計算だけでは決められません
- 洗濯物が多く、乾くまで2〜3時間かかる:計算例で約68〜116円、除湿機の速乾(75分・27.5円)と同じ量を乾かせる場合に限れば約2.5〜4.2倍です。この使い方が週に何回もあるなら、金額の面では除湿機などを検討する側に傾きます。ただし乾かせる量は機器ごとに違い、同じ量かどうかは公式値からは確認できません
- 急がない日:パナソニックの乾燥(節電)運転や、三菱電機の温風「弱」、ヒーターを使わない風乾燥(後述)は、時間が長くなる代わりに電力が下がる使い方です。時間と金額のトレードオフになります
月の使い方の例(当サイトの仮定)
1か月の目安として、「予備暖房20分×30日」+「衣類乾燥3時間×週2回(月8回と仮定)」という使い方の例を、パナソニックFY-13UG7E(100V・50Hz)で計算しました。これは当サイトが設定した仮定の使い方であり、実際の使用頻度とは異なります。
- 予備暖房 20分×30日(合計10時間・1,300W):約403円
- 衣類乾燥 3時間×8回(合計24時間・1,250W):約930円
- 合計:約1,333円(掲載電力が続くと仮定した計算例)
- 参考:乾燥の8回を、除湿機の速乾(75分・27.5円)で乾かせる量に限って置き換えた場合は27.5円×8回=220円。差は約710円ですが、乾かせる量が同じかどうかは確認できていません
参考として、換気(弱)を兼ねる24時間換気を1か月つけっぱなしにした場合の電気代も計算しておきます。パナソニックFY-13UG7Eの24時間換気(19.5W・50Hz)は1日約14.5円、1か月(720時間)で約435.2円、マックスBS-133HM-1の24時間換気(工場出荷設定・7W)は1か月で約156.2円です。24時間換気は消費電力自体は小さいものの、常時運転する分、積み上がると予備暖房や衣類乾燥に近い金額になります。
ガス温水式(TES)との違い — 方式が異なるだけで金額は比較しない
浴室暖房乾燥機には、ここまで見てきた電気ヒーター式のほかに、ガス温水式(東京ガスの「TES」など)もあります。東京ガス公式によると、TESは「高性能の熱源機(給湯器)でつくったお湯を各部屋に循環させ」、浴室暖房乾燥機や床暖房、給湯などに利用する仕組みです(2026年9月時点・東京ガス公式)。屋外に設置した給湯暖房用の熱源機で温水をつくり、配管を通じて浴室内のユニットに循環させて暖める点が、本体内のヒーターで直接発熱する電気ヒーター式との違いです(2026年9月時点・東京ガス公式コラム)。
ガス温水式の導入にはガス配管や温水配管の工事が必要で、初期費用や工事内容も電気ヒーター式とは異なります。ガス料金は契約している料金プランや、給湯・床暖房など他の用途との併用状況によって大きく変わるため、当記事ではガス温水式の電気代・ガス代を試算していません。「ガスのほうが安い」「電気のほうが安い」といった断定はできず、方式ごとの仕組みの違いとして押さえておくのが実態に近い理解です。すでにTESのような熱源機を導入している住宅は、給湯・暖房をガスで、家電をおもに電気でまかなう形になるため、電気とガスの両方を契約していることになります。セット契約の考え方は電気とガスをまとめるデメリット — セット割より単体で選ぶほうが安いケースで整理しています。
向く人・向かない人
予備暖房で入浴前の寒さを和らげたい人、部屋干しの補助や浴室のカビ予防を兼ねて短時間だけ衣類乾燥を使いたい人には向いています。電気ヒーター式はガス管の引き込みが不要なため、ガスを使わないオール電化住宅でもよく選ばれます。オール電化住宅の電気代の考え方はオール電化の電気代平均は高い?で整理しています。
一方、毎日のように長時間、大量の洗濯物を衣類乾燥モードで乾かす使い方をする世帯では、本文の計算例のとおり1回100円を超える運転が積み重なる場合があり、電気代がかさみやすくなります。また、すでにTESのようなガス温水式の熱源機を導入していて給湯・床暖房と共用できる住宅では、電気ヒーター式を別途追加すると設備が重複する可能性があります。浴室以外の一部屋を局所的に暖める選択肢としては、床暖房の電気代は1か月いくら?も参考になります。同じ冬の水回りの家電では、温水洗浄便座の電気代も気になるところです。方式別の金額は温水洗浄便座の電気代は1か月いくら?で確認できます。
電気代を抑える使い方
各社の公式資料には、消費電力を抑える運転モードや使い方が案内されています。
- 節電運転を使う:パナソニックFY-13UG7Eの公式目安(実用衣類2kg・2015年3月時点・単価27円/kWhでの同社試算)では、乾燥(タイマー)運転2時間で約68円かかるのに対し、涼風と組み合わせた乾燥(節電)運転は7時間かけて約36円で、1回あたり約47%の節約になるとされています。運転時間は長くなる点、衣類の量や単価が当サイトの31円/kWh計算とは異なる点に注意してください(2026年9月時点・パナソニック公式)
- ヒーターを使わないモードを使う:三菱電機V-142BZの公式取扱説明書は、ヒーターを使わない「風乾燥」(45W/51W)を「最も電気代(消費電力)の少ないモード」と案内しています(2026年9月時点・同社公式)。マックスBS-133HM-1の「乾燥[風]」も、ヒーターOFFの送風区間では31W(50Hz)と消費電力が下がりますが、乾燥状況に応じてヒーターがONになる区間は1,100W(50Hz)まで上がり、常時31Wで動くわけではありません(2026年9月時点・同社公式仕様書)。乾きにくい場合は温風モードの利用がすすめられています
- 温風「弱」を使う:三菱電機公式は、乾燥運転の温風「弱」について「強」よりも1〜2割電気代(消費電力)を削減できると案内しています。乾燥時間は長くなりますが、急がない場合の選択肢になります(2026年9月時点・三菱電機公式)
- 時間帯別プランを確認する:三菱電機公式の取扱説明書には「料金の安い夜間に運転すると電気代を節約できる場合があります」との案内があります(2026年9月時点・同社公式)。料金プランは電力会社により異なるため、「夜間は電気代がおトク」のチラシを見かけたらで仕組みと向き不向きを確認したうえで検討するとよいでしょう。契約している電力会社そのものを見直す場合は電力会社の切り替え方法とデメリットを参考にしてください
衣類の乾燥という点では、ドラム式洗濯乾燥機や独立型の衣類乾燥機など、浴室暖房乾燥機以外の選択肢もあります。方式ごとの電気代の違いは乾燥機の電気代は1回いくら?で比較しています。
よくある疑問
浴室暖房乾燥機の予備暖房は1回いくらですか?
パナソニック公式仕様(FY-13UG7E・100V)では、予備暖房の消費電力は1,300W(50Hz)/1,320W(60Hz)です。31円/kWhで計算すると、15分で約10.1円、30分で約20.2円になります(2026年9月時点・パナソニック公式仕様にもとづく計算例)。三菱電機V-142BZ(暖房・強1,250W)では15分約9.7円・30分約19.4円、マックスBS-133HM-1(暖房1,100W・50Hz)では15分約8.5円・30分約17.1円と、機種によって差があります。
浴室暖房乾燥機で衣類を乾燥させると電気代はいくらになりますか?
衣類乾燥の消費電力は、メーカー・機種ごとに1,100〜1,250W級です(数値・呼称は各社で異なります)。31円/kWhで2〜3時間運転した場合、パナソニックFY-13UG7E(1,250W)は2時間約77.5円・3時間約116.3円、マックスBS-133HM-1(1,100W・50Hz)は2時間約68.2円・3時間約102.3円、三菱電機V-142BZ(強・1,200W)は2時間約74.4円・3時間約111.6円という計算になります。予備暖房の計算例が数十円で済むのに対し、衣類乾燥は3時間の計算例で100円を超える場合があります。ただし乾燥が終わるまでの実際の時間は洗濯物の量で変わるため、これは乾燥終了までの費用そのものではありません(2026年9月時点・各社公式仕様にもとづく計算例)。なおパナソニック公式マニュアルには、実用衣類2kg・単価27円/kWh(2015年3月時点)という条件で自動乾燥運転(通常期3時間)が約102円という同社独自の試算も掲載されており、衣類の量・単価・条件が当サイトの計算例と異なるため区別してください。
乾燥は何分までなら除湿機の速乾1回分に収まりますか?
除湿機F-YHVX120の速乾1回分(仕様ページの目安27.5円)に、乾燥の掲載電力が続くと仮定した金額が並ぶのは、パナソニックFY-13UG7E(1,250W)で約43分、三菱電機V-142BZ(乾燥・強1,200W)で約44分、マックスBS-133HM-1(乾燥[標準]1,100W・50Hz)で約48分です。乾燥が終わるまでの実際の時間と費用は洗濯物の量や浴室の条件で変わり、公式に金額が示されているのはパナソニックの試算(実用衣類2kg・27円/kWh・自動乾燥3時間で約102円)のみです(2026年10月時点・各社公式仕様にもとづく計算例)。
ガス温水式(TES)と電気ヒーター式、電気代はどちらが安いですか?
電気ヒーター式は本体内のヒーターで直接熱をつくる方式、ガス温水式(TESなど)は屋外の給湯暖房用熱源機でつくった温水を循環させて暖める方式で、そもそもの仕組みが異なります(2026年9月時点・東京ガス公式)。ガス料金は契約プランや給湯・床暖房との併用状況などの条件で大きく変わるため、当記事ではガス温水式の金額を試算していません。電気ヒーター式の金額は本文の表にある計算例(掲載電力が続くと仮定した金額)で、乾燥が終わるまでの実際の費用とは別です。金額だけでどちらが安いと断定することはできません。
浴室暖房乾燥機の電気代を抑える方法のひとつ — 契約の見直し
浴室暖房乾燥機の電気代を気にする方の中には、使い方を変えるだけで十分という方も、今の契約で納得している方もいます。その場合は読み飛ばして問題ありません。電気の契約そのものを見直したい方に向けて、比較の候補を挙げておきます。
まとめ
浴室暖房乾燥機(電気ヒーター式)の電気代は、公式仕様の消費電力が続くと仮定した計算例では、予備暖房は15分で約8〜10円、30分で約17〜20円と20円台までに収まります。衣類乾燥は2時間で約68〜78円、3時間で約102〜116円と一段大きくなりますが、これは乾燥終了までの費用そのものではありません。分かれ目は乾燥の時間で、1,250Wが続くと仮定するとFY-13UG7Eは約43分で除湿機の速乾1回分(27.5円)に並びます。「数分だから安い」という感覚は予備暖房には当てはまりますが、時間のかかる衣類乾燥には当てはまりません。ガス温水式(TES)は屋外の熱源機でつくった温水を循環させる方式で電気ヒーター式とは仕組みが異なり、ガス料金は契約条件によって変わるため金額の比較はしていません。節電運転やヒーターを使わないモード、時間帯別プランなど、各社が案内する使い方を組み合わせることで、電気代を抑えることができます。
ほかの家電の電気代も比べたい場合は、家電の電気代 早見表でまとめて確認できます。




