年末年始に台湾へ行くと決めたあと、「いつが休みで、どこが閉まるのか」で手が止まる人は少なくありません。日本の感覚で「12月29日から1月3日まで休み」と考えると、台湾では連休の位置も長さも違います。2026年12月から2027年2月までを日付ごとに並べ、旅程のパターン別に何に気をつければよいかを分けました(2026年10月時点)。

この記事の要点

  • 台湾の年末年始は、2026年12月25日(金)〜27日(日)、2027年1月1日(金)〜3日(日)の3連休が2つです。日本のように年をまたぐ長期休みはありません
  • 最大の連休は116年(2027年)春節の2月4日(木)〜10日(水)の7日間です。ただしこれは政府機関の日程で、民間企業の国定假日は除夕の前日〜初三(2月4日〜8日)で、土日と重なる分の補假の日は労使の協議で決まります
  • 高鉄の疏運(増発)期間と予約開始日は公式に出ており、元日は12月3日、春節は1月5日から予約できます。1月4日〜2月3日は連休がなく、混雑を避けたい人向きの時期です

台湾に「年末年始休み」はない — 元日・春節・12月25日は別の連休

日本では、官公庁が12月29日から1月3日までを休日と定めています。台湾にはこの制度がなく、年末年始の周辺には別々の連休が並びます。

  • 12月25日の行憲紀念日: 「紀念日及節日實施條例」で放假の日とされており、2026年は金曜日なので27日(日)までの3連休です
  • 1月1日の元日(中華民國開國紀念日): 2027年は金曜日で、3日(日)までの3連休です
  • 旧正月(春節): 台湾で最も長い連休で、2027年は7日間です

2027年12月から2028年1月にかけて行く場合は、2028年の元日が土曜日にあたり、2027年12月31日(金)が補假になるため、12月31日(金)〜2028年1月2日(日)が3連休です(行政院人事行政総処 附表1)。

日別カレンダー — 2026年12月25日〜2027年2月11日

下の表は、政府機関の休みを行政院人事行政総処の公式日程から、民間の国定假日を勞動部の現行案内(2025年9月5日発布)の一覧から日付に当てはめたものです。同案内の国定假日には、開國紀念日(1月1日)、除夕の前日から初三まで、行憲紀念日(12月25日)が含まれます。2027年分の勞動部の個別発表は2026年10月時点で確認できていません。

日付 政府機関 民間企業(勞基法の国定假日) 備考
2026年12月25日(金)〜27日(日) 25日が行憲紀念日で休み。土日と合わせて3連休 25日は国定假日(行憲紀念日) 高鉄は12月24日〜28日が疏運期間
2027年1月1日(金)〜3日(日) 1日が元日で休み。土日と合わせて3連休 1日は国定假日(開國紀念日) 高鉄は12月31日〜1月4日が疏運期間
1月4日(月)〜2月3日(水) 土日のみ。平日は通常どおり 同左 附表2でこの期間に平日の休みはない
2月4日(木) 休み(除夕の前日) 国定假日(除夕の前日) 春節連休の初日
2月5日(金) 休み(除夕) 国定假日
2月6日(土)・7日(日) 初一・初二 国定假日(土日と重なる分の補假は労使の協議で日を決める) 政府機関では土日と重なるため2月9日・10日に振替
2月8日(月) 休み(初三) 国定假日
2月9日(火)・10日(水) 補假(振替休日) 国定假日ではない。補假の日は労使の協議で決まる 民間が政府機関に合わせて休むかは会社ごと
2月11日(木) 通常どおり 通常どおり 高鉄の疏運は2月11日まで

政府機関の春節が7日間になる理由は、法令の側から説明できます。「紀念日及節日實施條例」の第6条は、除夕と春節を「農曆十二月末日之前一日から翌年一月三日まで、放假五日」としています。2027年は除夕が2月5日(金)なので、その前日の2月4日(木)から初三の2月8日(月)までの5日間になります。さらに初一(2月6日)と初二(2月7日)が土日にあたるため、第8条と処理要点の規定で2月9日(火)・10日(水)が補假になり、合計7日です。

一方、民間企業は政府の辦公日曆表の対象外です。行政院人事行政総処の発表は「公務人員に適用」とし、民間企業の放假は労働基準法の定めによるとしています。勞動部の現行案内では、民間の国定假日に除夕の前日から初三までが含まれ、国定假日が労働者の例假や休息日と重なる場合の補假は、労使の協議で日を決めるとされています。つまり2月4日〜8日は民間も国定假日で、2月9日・10日は、政府機関が休みでも民間は会社ごとに扱いが分かれます。

旅程別の分け方 — どの連休に重なるかで準備が変わる

12月25日前後(行憲紀念日の3連休)に行く場合

政府機関の休みは12月25日(金)の1日です。高鉄を使うなら、疏運期間は12月24日(木)〜28日(月)で、予約は11月26日(木)から開放されます。年末年始ではなく「クリスマス前後」の旅程でも、この3連休に重なります。

12月31日〜1月3日(元日)に行く場合

政府機関の休みは1月1日〜3日で、この期間に旅程が収まります。高鉄の疏運期間は12月31日(木)〜1月4日(月)、予約は12月3日(木)から開放されます。高鉄を使う予定があるなら、予約開始日をカレンダーに入れておくと取りこぼしません。

春節(2月4日〜10日)に行く場合

政府機関は2月4日〜10日の7日間休みです。高鉄の疏運期間は2月2日(火)〜11日(木)で、予約は1月5日(火)から開放されます。次の2点で旅程の組み方が変わります。

  • 政府機関は、2月3日(水)まで、および2月11日(木)以降は通常どおり動いています。窓口での公的な手続きが必要な用事は、この日程の前後に収めるのが確実です
  • 民間企業の国定假日は2月4日〜8日の5日間ですが、国定假日でも出勤する労働者がいる場合は賃金が加倍されるだけで、営業そのものを禁じる制度ではありません。2月9日・10日は会社ごとの扱いです。店や施設を予定に入れるなら、この期間は個別確認が必要です

連休を避けたい場合

1月4日(月)〜2月3日(水)は、土日以外に政府機関の休みがありません。連休の混雑と休業を避けたい旅程は、この期間にずらすと影響が小さくなります。

休業の影響 — 公式で確認できた範囲

政府機関と交通機関

政府機関は上の日程どおり休みます。ただし「紀念日及節日實施條例」の第9条は、交通運輸・警察・消防・医療などの全年無休で輪番の機関は、所管の機関が放假日を調整するとしており、政府機関が休みでも公共サービスがすべて止まるわけではありません。高鉄は、疏運期間に増発と予約開放の計画が公式に出ています。高鉄は臨時の事情で疏運期間や予約開始日を調整することがあると記載しているため、予約の直前に公式ページを確認してください。台湾鉄路(台鉄)の2027年春節の予約開始日と、故宮博物院の春節の開館は、2026年10月時点で確認できていません。

銀行とATM

金融監督管理委員会は、2026年の春節の除夕(2月16日)に7つの県市でATMを抜き取りで確認し、9つの金融機関の支店のATMで現金を引き出せたと発表しています(2026年2月16日発表)。同じ発表は、春節期間の電子銀行・ATM・決済を止めない対応を示していますが、銀行窓口の営業時間や休業日は載っていません。2027年の発表も2026年10月時点ではありません。窓口が必要な用事(口座手続きなど)は2月4日〜10日に回さない前提で計画すると、休業の影響を受けにくくなります。

民間の店・観光施設

夜市やコンビニ、飲食店、観光施設の営業日は、政府の日程や法令からは決まりません。公式に一律の情報は確認できていないため、訪れる予定の先の公式サイトやSNSで個別に確認してください。

通信の準備は、休みの日程に関係なく進められる

台湾の連休がいつであっても、通信の準備は連休に左右されません。eSIMは出発前夜までに自宅のWi-Fi環境で設定を終えられるため、台湾側が連休中かどうかを気にする必要はありません。渡航先を「台湾」に指定したプランの料金や、eSIMの設定手順は桃園・松山に着いてから困らない — 台湾旅行の通信準備、eSIM・ローミング・WiFiの選び方で整理しています。

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パスポートの残存期間や海外旅行保険など、通信以外の出発前手続きをまとめて確認したい場合は、年末年始の海外旅行、パスポート・ESTA・K-ETAはいつまでに? — 出発前手続きの逆算チェックで整理しています。年末年始をきっかけに数か月以上の長期滞在を検討している場合は、留学・ワーホリのスマホ、日本の番号はどうする? — 出発前に決める3つのこともあわせて確認してください。

よくある不安

台湾の年末年始(1月1日前後)は何連休ですか?

2027年(民国116年)の元日は、1月1日(金)から1月3日(日)までの3連休です(行政院人事行政総処 2026年5月21日発表)。その前の2026年12月25日(金)は行憲紀念日で、27日(日)までの3連休になります。日本の官公庁のように12月29日から1月3日まで続く制度はなく、年末年始は3日ずつの連休が2つに分かれます。

台湾の旧正月(春節)はいつですか?116年春節の日程を教えてください。

2027年(民国116年)の春節連休は、2月4日(木)から2月10日(水)までの7日間です。政府機関では、除夕(2月5日)の前日の2月4日から初三(2月8日)までの5日間が休みで、初一(2月6日)と初二(2月7日)が土日と重なる分が2月9日(火)・2月10日(水)に振り替えられます(行政院人事行政総処 2026年5月21日発表)。

台湾の正月休み中、銀行や公的機関、店は休みますか?

政府機関は上の日程どおりに休みます。民間企業は政府の日程の対象外で、労働基準法に基づく国定假日(勞動部の現行案内)が適用されます。除夕の前日から初三までが含まれるため、2027年は2月4日(木)〜2月8日(月)です。初一・初二が土日と重なる分の補假は、労使の協議で日を決めるとされており、2月9日・10日と同じになるとは限りません。ATMは、2026年の春節の除夕に金融監督管理委員会が抜き取りで稼働を確認していますが、銀行窓口や個別の店・施設の営業日は一律には確認できないため、利用予定の先で個別に確認してください。

台湾旅行の通信の準備は、いつから始めればいいですか?

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まとめ

台湾の年末年始は、2026年12月25日、2027年1月1日、2月の春節という別々の連休に分かれます。政府機関の春節は2月4日〜10日の7日間ですが、民間の国定假日も除夕の前日〜初三の2月4日〜8日で、2月9日・10日は会社により扱いが分かれます。窓口の手続きは2月3日までか2月11日以降に収め、高鉄は元日が12月3日、春節が1月5日の予約開始日をカレンダーに入れる、という順で旅程を組むと、休みの影響を小さくできます。通信の準備は連休に関係なく出発前夜までに終えられます。

台湾以外の行き先と比べたい場合は、正月の海外旅行、行き先選びの比較表 — 入国条件・祝日・時差・気候も参考にしてください。