「IH 電気代」で検索する人の多くが知りたいのは、電力量メーターの数字ではなく「今の調理でだいたいいくら使ったか」という実感でしょう。IH(IHクッキングヒーター)は火力を段階的に切り替えながら使う家電のため、エアコンのように「1時間あたりいくら」と一言で言い切りにくい面があります。まずは計算の元になる数字から確認します。

この記事の要点

  • 電気代の目安単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/kWh(税込・令和4年7月22日改定)。調理1回あたりの電気代は「消費電力(kW)×使用時間×31円」で計算できます。メーカー公式仕様の例では、1kWで10分の使用が約5.2円、1.45kWで15分の煮込みが約11.2円でした(2026年10月時点・同協議会公式、メーカー公式仕様にもとづく計算例)
  • IHの消費電力には幅があります。メーカー公式仕様(パナソニックKZ-KM22E)では、IH1口が10段階で100W〜3.0kW、グリルが3段階で1,010W〜1,260W相当(グリルの最大消費電力は1,950W)。標準的な4人家族が朝昼夕でIHを使った場合の1か月の電気代の目安は、パナソニック公式で約1,170円(税込)とされています(2026年10月時点・同社公式)
  • 単価31円/kWhで計算すると、1円で使える時間は火力で大きく変わります。100Wなら約19分、1kWなら約2分、3kWなら約39秒です(計算値)。夕食で「3kWで湯沸かし5分、そのあと1.45kWの煮込み20分とグリル強12分を同時に」と仮定し、各設定の消費電力が続くとした計算例は約30.5円。公式の月額目安(標準4人家族で約1,170円)と並べると、毎日これだけ使うと仮定した計算値は月900円台です
  • KZ-KM22Eの総消費電力は4.8kWで、IHやグリルを同時に使うと総消費電力を超えないようIHの火力が制限されます(取扱説明書)。左IH 3kW+右IH 1.45kW+グリル1.26kW相当を全部重ねると約5.71kWで超えるため、夕食の計算例は「湯沸かしを先に済ませ、煮物とグリルを重ねる」順にしています
  • ガスコンロとの比較は、電気とガスで単価体系(円/kWh vs 円/m³)も熱効率も異なるため単純にはできません。資源エネルギー庁など公的機関による直接比較データは確認できず、本記事では比較の前提だけを整理しています

調理1回あたりの電気代 — 消費電力(kW)×使用時間×31円/kWh

計算式そのものはエアコンや冷蔵庫などほかの家電と同じで、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込・令和4年7月22日改定)を使います(2026年10月時点・同協議会公式)。

消費電力(kW) × 使用時間(h) × 31円/kWh

IHが他の家電と違うのは、消費電力が「弱火・中火・強火」といった火力設定によって都度変わる点です。メーカー公式仕様(パナソニックKZ-KM22E、200V据置型)に記載されている火力段階の消費電力を使って、各設定の消費電力が続くと仮定した計算例を、代表的な調理シーンで出すと次のようになります。

調理シーンの例 火力設定 消費電力 使用時間 電気代目安
味噌汁・スープを温める 中弱火相当 1,000W 10分 約5.2円
カレー・煮込み料理 中火相当 1,450W 15分 約11.2円
湯を沸かす 強火 3,000W 5分 約7.8円
グリルで魚を焼く グリル強 1,260W 15分 約9.8円

(消費電力×使用時間×31円/kWhで算出。消費電力はパナソニック公式 KZ-KM22E 仕様ページに掲載の火力段階の値を使用した計算例。使用時間は目安であり、実際は鍋の大きさ・食材の量・調理内容によって変わります。2026年10月時点)

このほか、パナソニック公式は「標準的な4名家族世帯にて、朝・昼・夕食時に標準的なメニューでIHクッキングヒーターを使用した場合の1ヵ月の電気代は約1,170円(税込)」という目安も公表しています(日本電機工業会・IH調理器技術委員会調べ、31円/kWhで算出。2026年10月時点・同社公式)。1回ごとの計算例は数円〜十数円でも、3食×1か月分を積み上げるとこの水準になる、という規模感の参考になります。

IHクッキングヒーターの消費電力の幅 — 火力設定とグリル使用時

上の表で使った消費電力は、実際には何段階もの中の一部にすぎません。メーカー公式仕様(パナソニックKZ-KM22E)に記載されている、IH・グリルそれぞれの火力段階と消費電力の全体は次の通りです(2026年10月時点・メーカー公式仕様)。

加熱部 段階数 消費電力の幅
IH(左右各口) 10段階 100W・235W・370W・500W・700W・1kW・1.45kW・2kW・2.5kW・3kW
グリル(手動火力調節) 3段階 1,010W相当〜1,260W相当(取扱説明書の仕様。段階ごとの値は記載なし。計算例では上限の1,260W相当を「強」として使う)

本体全体の総消費電力は「単相200V(50/60Hz) 4.8kW」です。グリルの最大消費電力は1,950Wと記載されていますが、手動火力調節(弱・中・強)の消費電力は1,010W相当〜1,260W相当で、この記事の計算には手動火力の値だけを使い、1,950Wは使っていません(2026年10月時点・メーカー公式仕様と取扱説明書)。

IH2口とグリルをすべて最大にすると単純合計は4.8kWを超えます。KZ-KM22Eの取扱説明書には、IHやグリルを同時に使うとき、総消費電力を超えないようにIHヒーターの火力を制限する(火力表示はそのままで火力を弱くする・自動的に火力を1〜数段階下げる・火力が上げられない)と書かれています。高火力が必要なときは、できるだけ同時使用を避けるか、他のヒーターの火力を弱めるよう案内されています(2026年10月時点・同社公式)。一方、制限がかかる具体的な組み合わせや、制限後の消費電力の値は取扱説明書にも書かれておらず、確認できませんでした。そのため、この記事の計算例では、合計が4.8kWに収まる重ね方だけを使っています。

なお、これは据置型・200V電源の1機種の仕様例です。ビルトインタイプか据置タイプか、100V電源か200V電源かによって、口数や火力の上限は機種ごとに異なります。手元の機種で正確な数字を知りたい場合は、型番を確認したうえでメーカー公式の仕様ページを参照するのが確実です。

同じ台所の加熱家電では、炊飯器・電子レンジ・電気ケトルの電気代も気になるところです。それぞれの電気代は炊飯器の電気代は1回いくら?・電子レンジの電気代は「600W」で計算していませんか?・電気ケトルの電気代は1回いくら?で確認できます。同じく調理家電のホットプレート・電気圧力鍋も、消費電力の大きさから電気代を心配されがちですが、公式仕様を使った試算はホットプレートの電気代は1回いくら?・電気圧力鍋の電気代は1回いくら?で確認できます。

火力別に見る「1円で何分使えるか」 — 31円/kWhからの逆算

「1回いくら」を毎回計算するのは面倒なので、先に火力段階ごとの「10分あたりの電気代」と「1円分で使える時間」を出しておきます。1円は1kWhの31分の1(約32.3Wh)にあたるので、使える時間は「約32.3Wh ÷ 消費電力」で求められます。消費電力はKZ-KM22Eの火力段階の値で、各段階の消費電力がその時間続くと仮定した計算例です(2026年10月時点)。

火力段階(IH) 消費電力 10分の電気代 1円で使える時間
1 100W 約0.5円 約19分
3 370W 約1.9円 約5.2分
5 700W 約3.6円 約2.8分
7 1.45kW 約7.5円 約1.3分
9 2.5kW 約12.9円 約46秒
10 3kW 約15.5円 約39秒

(段階の番号は公式の10段階を小さい順に数えたもの。2・4・6・8段階は235W・500W・1kW・2kWです。消費電力×時間×31円/kWhの計算値で、実際の使用では鍋・食材・設定で変わります)

読み方の分かれ目は2つです。1つ目は、弱火の保温・とろ火は電気代がほとんど動かないこと。100〜370Wなら10分でも2円に届きません。2つ目は、3kWの強火は1分あたり約1.6円と、最弱の100Wの約30倍の勢いで進むこと。電気代を左右するのは、各火力をどれだけの時間続けたかです。なお、この表は各段階の消費電力が続くと仮定した計算で、同じ料理を強火で短く作る場合と中火で長く作る場合の電気代の比較ではありません(その比較に使える公式データは確認できませんでした)。

夕食1回の電気代 — 重ならない調理順で組んだ計算例

実際の調理は、1口だけでなく2口やグリルを重ねて使います。ただし、左IH 3kW+右IH 1.45kW+グリル強1.26kW相当を全部同時に動かすと約5.71kWで、本体の総消費電力4.8kWを超えます。取扱説明書ではこの場合IHの火力が制限されるとされ、制限後の値は確認できないため、ここでは「3つが同時に動かない順番」で組みます。次の順番を仮定し、口ごとに足し合わせます(時間は仮定で、各段階の消費電力がその時間続くと仮定した計算例。2026年10月時点・KZ-KM22Eの仕様と取扱説明書の値)。

  1. 左IH 3kWで湯を沸かす(5分)。ほかは使わない(最大3kW)
  2. 湯沸かしが終わったら、右IH 1.45kWで煮物(20分)とグリル強1.26kW相当で魚(12分)を同時に使う(設定値の合計約2.71kW)
口 調理の仮定 消費電力 使用時間 電気代の計算例
左IH 湯を沸かす(3kW)。先に単独で 3,000W 5分 約7.8円
右IH 煮物(1.45kW)。グリルと同時 1,450W 20分 約15.0円
グリル 魚を焼く(強)。煮物と同時 1,260W相当 12分 約7.8円
合計 約30.5円

合計は約30.5円で、「1回の夕食で約30円」というのが、この仮定での目安です。同時に動く設定値の合計は約2.71kW(4.8kW以内)なので、取扱説明書の火力制限がかからない範囲の組み方です。なお、グリルの最大消費電力は1,950Wです。仮にグリルが12分間ずっと1,950Wだったとすると約12.1円で、合計は約35円になります(最大×時間の上限試算)。この記事の計算は手動火力の強(1,260W相当)を使った値で、グリルを最大で使い続ける前提ではありません。

ここから月額の目安に直すときは、公式の目安との関係に注意が必要です。

  • パナソニック公式の月額目安(標準的な4人家族が朝・昼・夕に標準的なメニューで使って約1,170円)を31円/kWhで割ると、月約37.7kWhです(計算値)。1日あたり約1.26kWh、1食あたり約0.42kWhにあたります
  • 上の夕食の計算例は合計約0.98kWh(約30.5円)で、1食あたりの公式目安の2倍以上です。この夕食を毎日続けると仮定すると、夕食だけで月約920円(30.5円×30日)の計算になります
  • 公式の目安は「標準的なメニュー」の値で、この計算例の湯沸かし・煮物・グリルの時間とは前提が異なります。公式の目安を1食あたりに割ると約13円(約0.42kWh×31円)なので、この計算例の夕食1回(約30.5円)はその2倍強にあたる、という比較にとどまります。料理別に月額がいくらになるかは、公式データがなく確認できません。
  • グリルだけを取り出すと、強で毎日15分使う計算で月約293円(1,260W×15分×31円/kWh×30日)です。グリルは1回あたりでは数円でも、毎日使うと仮定すれば月の計算値への寄与は小さくありません

同時使用で火力が制限されるとき

KZ-KM22Eの取扱説明書によると、IHやグリルを同時に使うとき、総消費電力を超えないようにIHヒーターの火力が次のように制限されます。

  • 火力表示はそのままで、火力を弱くする
  • 自動的に火力を1〜数段階下げる
  • 火力が上げられない(ボタンを押してもピピッと鳴るだけのことがある)

高火力が必要なときは、できるだけ同時使用を避けるか、他のヒーターの火力を弱めるよう案内されています(2026年10月時点・同社公式)。制限がかかった間の消費電力や、そのときの電気代が増減するかどうかは、公式の資料で確認できませんでした。電気代の計算は「各設定の消費電力が続くと仮定した計算例」までとし、制限時の金額は示しません。

総消費電力は機種によって異なります(同じ据置型でもKZ-KM22Eは4.8kW、KZ-KG22Eは4.0kW)。自宅の機種の値と制限の条件は、取扱説明書で確認してください。

ガスコンロとの比較 — 単価体系と熱効率の違いが前提になる

「IHとガスコンロ、電気代はどちらが安いか」は検索でもよく比べられる論点ですが、正直に言うと、公的機関のデータにもとづいて単純比較できる材料は見つかりませんでした。

まず単価の決まり方が違います。電気は全国家庭電気製品公正取引協議会が示す目安単価のように、1kWhあたりの円で比較的シンプルに語られます。一方で都市ガスは事業者ごとの料金表・使用量帯によって単価が変わり、プロパンガス(LPガス)は会社・地域による単価差がさらに大きいという構造上の違いがあります。同じ「1回の調理」でも、契約しているガス会社・料金プランによって円換算の結果は変わってしまいます。

熱の伝わり方も異なります。IHは磁力線の働きで鍋そのものを発熱させる誘導加熱、ガスコンロは炎で鍋底を直接加熱する方式です。パナソニック公式は、IHの熱効率について「日本電機工業会自主基準に基づく測定方法による、当社実測(当社標準鍋を使用)」で約90%としています(2026年10月時点・同社公式)。ただしこれはIH単体の数値であり、ガスコンロの熱効率と横並びで比較した公式データではありません。

資源エネルギー庁など公的機関が、IHとガスコンロの電気代・ガス代を同じ条件で直接比較した公表データは確認できませんでした。単価体系も熱効率の算出方法も異なる2つの機器を、確認できていない数字で「どちらが何割安い」と言い切ることは避け、本記事では「比較する際に踏まえておくべき前提」の整理にとどめます。電力小売の仕組みそのものについては検針票の「燃料費調整額」に目が留まったら — 電気代の内訳と再エネ賦課金の読み方で解説しています。

オール電化の文脈 — 給湯まで含めた電気代の全体像

IHクッキングヒーターは単体の家電としてだけでなく、給湯や暖房まで含めてすべて電気でまかなう「オール電化」住宅の調理設備として選ばれることも多い機器です。調理だけでなく給湯まで含めた電気代の全体像を知りたい場合は、世帯人数別の光熱費データを整理したオール電化の電気代平均は高い? — 比べるときはガス代込みの総額でを、給湯だけを電気でまかなうエコキュートの電気代についてはエコキュートの電気代はいくら?をあわせてご覧ください。

少しでも電気代を抑えるには — 鍋底のサイズを合わせる

資源エネルギー庁のような公的機関が公表している、IH調理特有の節電効果(削減電力量や金額)は確認できませんでした。そのため本記事では、メーカー公式が説明しているIHの加熱特性にもとづく、一般的な使い方の工夫にとどめて紹介します。

パナソニック公式は、IHの熱効率が高い理由として「小さい鍋では小さい鍋の鍋底部分だけを、大きい鍋では大きな鍋の鍋底部分を発熱させるので、エネルギーロスを抑えて調理ができる」と説明しています(2026年10月時点・同社公式)。裏を返せば、ヒーターの円に対して極端に小さい鍋や底が反った鍋を使うと、発熱範囲と鍋底が十分に重ならず、この特性を活かしきれない可能性があるということです。鍋はヒーターの円のサイズに近いものを選ぶ、というのは理にかなった工夫といえます。

また、KZ-KM22Eのようにスイッチを入れてから切るまでの電気代を天面液晶に表示する機能を持つ機種もあります。パナソニック公式は、使った電気代を「見える化」することで省エネを実感しやすくなるとしています(2026年10月時点・同社公式)。数字が変わるたびに一喜一憂する必要はありませんが、火力設定と時間の掛け算を体感するきっかけにはなりそうです。

よくある疑問

IHクッキングヒーターの電気代は、調理1回あたりいくらですか?

計算式は「消費電力(kW)×使用時間×31円/kWh」です(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価。2026年10月時点・同協議会公式)。メーカー公式仕様(パナソニックKZ-KM22E、200V据置型)を例にすると、1kW相当の火力で10分使えば約5.2円、1.45kW相当で15分煮込めば約11.2円になります。実際の消費電力は鍋のサイズや調理内容、火力設定によって変わるため、あくまで計算例としての目安です(2026年10月時点・メーカー公式仕様にもとづく計算例)。

IHクッキングヒーターの消費電力はどのくらいの幅がありますか?

メーカー公式仕様(パナソニックKZ-KM22E)では、IH1口あたりの火力は10段階で消費電力100W〜3.0kW、手動火力調節のグリルは3段階で1,010W〜1,260W相当という幅があります(グリルの最大消費電力は1,950W)。本体全体の総消費電力は単相200Vで4.8kWです(2026年10月時点・メーカー公式仕様と取扱説明書)。IHやグリルを同時に使うと総消費電力を超えないようIHの火力が制限され、火力表示が下がる・火力が上げられないことがあると、KZ-KM22Eの取扱説明書に書かれています(同社公式)。

IHクッキングヒーターとガスコンロ、電気代はどちらが安いですか?

単純比較はできません。電気は1kWhあたりの単価(31円の目安単価)で計算できますが、都市ガス・プロパンガスは事業者や使用量帯によって単価体系が異なります。IHとガスコンロでは熱の伝わり方(誘導加熱と直火)も異なり、パナソニック公式はIHの熱効率を約90%(日本電機工業会自主基準にもとづく測定・自社実測)としていますが、これはIH単体の数値でありガスコンロとの比較値ではありません。資源エネルギー庁など公的機関がIHとガスコンロの電気代・ガス代を直接比較したデータは確認できませんでした(2026年10月時点)。

2口とグリルを使う夕食1回の電気代は、どのくらいですか?

KZ-KM22Eの火力段階の消費電力が続くと仮定した計算例では、先に左IH 3kWで湯沸かし5分(約7.8円)、そのあと右IH 1.45kWで煮物20分(約15.0円)とグリル強(1,260W相当)12分(約7.8円)を同時に使い、合計約30.5円です。時間は仮定で、同時に動くのは1.45kW+1.26kW=約2.71kWの場面だけなので、本体の総消費電力4.8kWの範囲に収まります。3口を最大近くで同時に使うと4.8kWを超えるため、取扱説明書どおりIHの火力が制限されることがあります(2026年10月時点)。

IHの電気代が気になったら、電力会社の見直しも

IHの電気代は、使い方の工夫でも変わりますが、1kWhあたりの単価によっても変わります。目安として、公式の月額目安(約1,170円)を31円/kWhで割ると月約37.7kWhなので、IHだけの分で見ると、単価が1円違っても月約38円、5円違っても月約190円の差です(計算値)。IH単体の電気代のためだけに電力会社を変える効果は小さく、見直す意味が出るのは家全体の使用量が多い場合です。今の使い方や契約に困っていない方は、この節を読み飛ばして問題ありません。契約を見直す選択肢を考える方に向けて、比較の候補を挙げておきます。

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【電気チョイス】

まとめ

IHクッキングヒーターの電気代を1回単位で知りたいときは、「消費電力(kW)×使用時間×31円/kWh」という計算式に、そのときの火力設定に対応する消費電力(W)を当てはめれば目安が出せます。メーカー公式仕様の例では、1回の調理あたり数円〜十数円という水準でした。消費電力そのものにも幅があり、火力設定やグリル使用の有無によって100W台から3.0kWまで変わります。ガスコンロとの比較については、単価体系も熱効率の算出方法も異なるため公的機関の直接比較データがない以上は単純比較を避けるのが誠実な向き合い方です。IHは給湯まで電気でまかなうオール電化住宅の調理設備として選ばれることも多いため、電気代の全体像を確認したい場合はオール電化の電気代平均は高い? — 比べるときはガス代込みの総額で、他の家電の1時間あたり・1回あたりの電気代はエアコンの電気代は1時間いくら? — 消費電力×時間×31円の計算式で確かめるもあわせてご覧ください。

ほかの家電の電気代も比べたい場合は、家電の電気代 早見表でまとめて確認できます。