電気代の支払い方法を、契約したときのまま一度も見直していない、という人は多いのではないでしょうか。実は口座振替・クレジットカード・払込票(振込用紙)・スマホ決済と複数の選択肢があり、手数料や割引の有無は方法によって異なります。この記事では、東京電力エナジーパートナー公式の情報をもとに、支払い方法ごとの特徴と変更手続きを整理します。
この記事の要点
- 電気代の支払い方法は、主に口座振替・クレジットカード・払込票(振込用紙)・スマホ決済(SMS選択払い)の4種類です(2026年8月時点・東京電力エナジーパートナー公式)
- 払込票とスマホ決済には発行・請求手数料220円(税込)/月がかかります(電気とガスセットプラン、規制料金プランなどは無料)。口座振替とクレジットカードに手数料の記載は見当たりません(2026年8月時点・同社公式)
- 口座振替の割引の有無は電力会社によって差があります。東京電力エナジーパートナーは2024年10月分から口座振替割引(月55円)を廃止した一方、中部電力ミライズは口座振替初回引落とし割引(月55円)を続けています(2026年8月時点・各社公式)
電気代の支払い方法は主に4種類
東京電力エナジーパートナーの場合、電気代の支払い方法は次の4種類です。変更を希望する方法によって、申し込みの経路が異なります(2026年8月時点・同社公式)。
| 支払い方法 | 変更の申込み | 手数料の記載 |
|---|---|---|
| 口座振替 | Web(24時間)/チャット・電話(申込書を郵送) | 記載なし |
| クレジットカード | Web(24時間)/チャット・電話(申込書を郵送) | 記載なし |
| 払込票(振込用紙) | チャット・電話のみ(Web不可) | 発行手数料220円(税込)/月 |
| スマホ決済(SMS選択払い) | 電話/チャット(払込票払いの方のみ)(Web不可) | 請求手数料220円(税込)/月 |
以下、それぞれの方法の特徴を見ていきます。
口座振替 — 割引の有無は電力会社次第
口座振替は、Webページから約5分で新規申し込みや口座変更ができ、登録完了までの目安は1〜2週間です(郵送での申し込みの場合は1〜2か月程度)(2026年8月時点・東京電力エナジーパートナー公式)。
かつては口座振替の利用者に対する割引を設けている電力会社も多くありましたが、現在は会社によって扱いが分かれています。東京電力エナジーパートナーは、支払い方法の多様化を理由に、2024年10月分の支払いから口座振替割引(月55円)を廃止しました(2026年8月時点・同社公式)。一方、中部電力ミライズは、対象プランの口座振替のお客さまを対象に、前月分の電気料金が初回振替日に引き落とされた場合、当月の電気料金から55円(税込)を割り引く「口座振替初回引落とし割引」を続けています(2026年8月時点・同社公式)。同じ「口座振替」という支払い方法でも、割引の有無は契約先の電力会社の公式サイトで確認する必要があります。
クレジットカード払い — ポイントは「契約カード次第」
クレジットカード払いへの変更や、登録済みカード情報の更新もWebページから約5分で申し込めます(2026年8月時点・東京電力エナジーパートナー公式)。留意点として、次の2点が案内されています。
- 東京電力エナジーパートナーは請求書・領収証を発行しないため、支払い状況はクレジットカード会社が発行する明細書で確認する
- 一部の国内専用クレジットカードでは利用できない場合がある
クレジットカードで支払うことで得られるポイント還元率や条件は、電力会社ではなく契約しているカード会社・カードの契約内容によって決まります。公式サイトにも還元に関する言及はなく、どのカードが得かは一概に言えません。ポイント還元を重視する場合は、契約中のカード会社に条件を確認しましょう。
払込票(振込用紙)— 手数料と支払期限
払込票(振込用紙)は、銀行・郵便局・コンビニエンスストアなどで支払う方法です。発行手数料は220円(税込)/月ですが、電気とガスのセットプランや、従量電灯Bなどの規制料金プランで契約している場合は、発行手数料はかかりません(2026年8月時点・東京電力エナジーパートナー公式)。
支払期限にも注意が必要です。電気料金等の支払い義務は検針日(請求日)に発生し、支払期限日は検針日(請求日)の翌日から30日目です。期限を過ぎても料金が支払われない場合、1日あたり約0.03%(年10%)の延滞利息が発生し、原則として支払い後に発生する電気料金に加算されます(2026年8月時点・同社公式)。検針票の内訳の読み方は検針票の「燃料費調整額」に目が留まったら — 電気代の内訳と再エネ賦課金の読み方で解説しています。
スマホ決済(SMS選択払い)
スマホ決済(SMS選択払い)は、紙の払込票の代わりに、スマートフォンでコンビニ払いなどができるサービスです。登録手続きの対象は、現在の支払い方法が払込票払いの方に限られます。請求手数料は220円(税込)/月で、払込票と同様、電気とガスのセットプランや規制料金プランでは手数料がかかりません(2026年8月時点・東京電力エナジーパートナー公式)。
支払い方法を変更する手続き
支払い方法を変更する際の共通の注意点として、次が案内されています(2026年8月時点・同社公式)。
- 申込みから手続き完了まで1〜2か月程度かかる場合がある
- 手続き完了までは、現在の支払い方法が継続される
- 支払い方法の変更月は指定できず、間に合う月からの変更となる
- 電気・ガスをまとめて請求している場合、支払い方法を別々にすることはできない
- 名義(契約者)の変更をともなう場合は、カスタマーセンターへの連絡が必要
結婚や相続などで契約者自体を変更したい場合の手続きは、支払い方法の変更とは別に案内されています。詳しくは電気の名義変更をしたいと思ったら — 引越しの手続きとの違い、申し込み方法、注意点で整理しています。
まとめ
電気代の支払い方法は、口座振替・クレジットカード・払込票・スマホ決済の4種類が基本です。払込票とスマホ決済には月220円の手数料がかかる場合がある一方、口座振替とクレジットカードに手数料の記載は見当たりません。ただし口座振替の割引の有無は電力会社によって異なるため、契約先の公式サイトで確認しておくと安心です。契約している電力会社そのものを見直す場合の手順は電力会社の切り替え方法とデメリット — 賃貸でもできる?で整理しています。
本記事は公開情報に基づく解説であり、最新の手数料・割引・条件は契約中の電力会社の公式サイトでご確認ください。




