布団に入る前に、足元をほんのり暖めておきたい。そんなとき手軽な電気あんかですが、「つけっぱなしだと電気代はどれくらい?」と気になる人も多いはずです。ここではメーカー公式の消費電力と31円/kWhの目安単価から、一晩(8時間)つけっぱなしにしたと仮定した上限試算を出します。ただし、就寝時の使い方は、消費者庁が「布団が暖まったらあんかは布団から出す」よう注意し、山善は就寝時の使用を案内しつつ弱〜中・直接体に触れさせない使い方を求めるなど、注意の内容が異なります。電気代とあわせて安全面もきちんと確認しておきましょう。

この記事の要点

  • 公式の定格消費電力は20W・30W・60W級。8時間つけっぱなしと仮定した上限試算は、それぞれ約5.0円・約7.4円・約14.9円でした(31円/kWh・2026年10月時点)
  • メーカー公表の「1時間あたり電気代の目安」は0.16〜0.32円程度で、定格×時間の上限試算よりかなり小さい数字です。サーモスタットで温度を保つため、実際の消費は上限を下回ります
  • 使い方別では、山善 YDW-H606DK の説明書の数値(31円/kWh換算の参考計算)で、中で1時間予熱して布団から出すと一晩約0.21円、弱で8時間つなぐと約0.64円、強で8時間つなぐと約2.6円です。就寝中の通電時間が、予熱より電気代を左右します
  • 電気代が小さくても、低温やけどには注意が必要です。山善公式は就寝前は「弱から中」で、直接体に触れさせないよう案内し、消費者庁も就寝時は布団が暖まったらあんかを布団から出すよう注意しています。電気代全体の見直しは契約の見直しの節にまとめています

電気あんかの消費電力 — 公式で確認できた20W・30W・60W

電気あんかは、発熱体を内蔵した小さな暖房器具で、就寝前に布団の中を暖める使い方が中心です。メーカー公式ページで確認できた数値は、下のとおりです。

  • 山善 ソフト電気あんか YDW-S207D:消費電力20W、電気代目安(1時間あたり)約0.16円、表面温度約45度
  • パナソニック DW-78P:定格30W、1時間の標準電気料金は強・中・弱とも約0.2円と表記。標準表面温度は強51℃・中48℃・弱45℃(室温20℃の場合)
  • 山善 平型電気あんか YDW-H606DK:消費電力60W、電気代目安(1時間あたり)約0.32円(強運転時)、表面温度は強約58度・弱約30度、弱/中/強の3段階

(いずれも2026年10月時点・各社公式。電気代の目安はメーカーが31円/kWhで表示したもの)

電気毛布と違って、公式ページで強・中・弱ごとの消費電力量(Wh)まで公表している製品は多くありません。今回確認できたのは、上のような定格消費電力と、1時間あたりの電気代の目安でした。山善の商品ページ・パナソニックの仕様ページには、強・中・弱ごとの消費電力(量)(W・Wh)の記載はありませんでした。パナソニックDW-78Pは強・中・弱とも1時間約0.2円と表記しています。山善YDW-H606DKは、取扱説明書の仕様欄に強・中・弱ごとの電気料金が載っているため、次の節で扱います。

なお、メーカーが公表する電気代の目安は、定格消費電力に31円/kWhを掛けた値より小さくなっています。たとえば山善の60W級は、定格60W×31円/kWhなら1時間約1.86円ですが、公式の目安は約0.32円です。あんかも他の暖房器具と同様に、サーモスタットで温度を保つ間は加熱を休むため、常に定格の電力を使い続けるわけではないことを反映していると考えられます。

8時間つけっぱなしと仮定した上限試算の実数表

定格消費電力が8時間ずっと続くと仮定した場合の「上限試算」と、メーカー公表の1時間あたりの目安を使って8時間分を単純計算した値を並べます。単価は31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)で統一しています。

製品(メーカー公式仕様の例) 定格消費電力 1時間(定格連続と仮定した上限試算) 一晩8時間(定格連続と仮定した上限試算) 30日×8時間(定格連続と仮定した上限試算)
山善 ソフト電気あんか YDW-S207D 20W 約0.62円 約5.0円 約149円
パナソニック DW-78P 30W 約0.93円 約7.4円 約223円
山善 平型電気あんか YDW-H606DK 60W 約1.86円 約14.9円 約446円

(定格消費電力×時間×31円/kWhで計算した「8時間つけっぱなしと仮定した上限試算」です。実額ではありません。実際の運転はサーモスタットで温度を保つため、この値を下回ります。特定製品の推奨ではなく計算例です。2026年10月時点・各社公式仕様にもとづく)

参考として、メーカーが公表している「1時間あたりの電気代の目安」から、同じ8時間・30日分を単純計算すると次のとおりです。

製品(メーカー公式仕様の例) メーカー公表の1時間の電気代の目安 8時間分(当サイトの単純計算) 30日×8時間分(同)
山善 ソフト電気あんか YDW-S207D 約0.16円 約1.3円 約38円
パナソニック DW-78P 約0.2円(強・中・弱とも) 約1.6円 約48円
山善 平型電気あんか YDW-H606DK 約0.32円(強運転時) 約2.6円 約77円

(メーカー公表の目安×時間の当サイト計算例です。メーカーの目安は測定条件が各社で異なり、実額を保証する数字ではありません。2026年10月時点・各社公式)

定格ベースの上限試算でも、60W級で30日×8時間つけっぱなしと仮定して約446円です。ただし、あんかの目的は「就寝前に布団を暖めておくこと」で、8時間つけっぱなしにする前提の表は、電気代の上限を見積もるための試算にすぎません。

山善 YDW-H606DK の強・中・弱(取扱説明書の表記)

山善の取扱説明書(YDW-H606DK・仕様欄)には、電気料金として強約0.28円・中約0.18円・弱約0.07円(いずれも1時間あたり)と書かれています。ただし取扱説明書は1kWhあたり27円で計算しており、商品ページの31円/kWh基準とは単価が異なります。ここでは、説明書の数値を27円で割って31円を掛けた31円/kWh換算の参考計算を、当サイトで出しました。

運転 説明書の表記(27円/kWh・1時間) 31円/kWh換算(当サイトの参考計算・1時間) 8時間と仮定した参考計算
強 約0.28円 約0.32円 約2.6円
中 約0.18円 約0.21円 約1.7円
弱 約0.07円 約0.08円 約0.6円

(説明書の数値は小数第2位までの丸めで、特に弱は誤差が大きくなります。説明書は「電気料金は室温や使用状況により多少異なります」としており、実額ではありません。強の約0.32円は商品ページの表記と一致します。2026年9月時点・山善公式)

この山善の説明書の数値は、定格60W×8時間の上限試算(約14.9円)と比べて強でも約1/6程度です。あんかがサーモスタットで加熱を休みながら温度を保つことを反映した数字と考えられますが、公式にそう説明されているわけではありません。

予熱だけか、就寝中も通電か — 使い方別の一晩の電気代

8時間つけっぱなしの表は、電気代の上限を見積もるためのものです。実際の使い方は、大きく3つに分かれます。布団が暖まるまでだけ通電して出す、弱〜中で就寝中も通電する、それよりも強い設定のまま朝まで通電する、の3つです。山善は「お休みになる前は弱から中の間で」と案内し、消費者庁は「布団が暖まったらあんかは布団から出す」よう注意しています。ここでは、山善 YDW-H606DK の取扱説明書にある強・中・弱の数値(31円/kWh換算の参考計算・約0.32円・約0.21円・約0.08円/時間)で、使い方別に一晩の電気代を並べます。予熱の1時間は当サイトの仮置きで、メーカーの推奨時間ではありません。

使い方(予熱1時間は仮置き・就寝8時間と仮定) 一晩 30日
中で1時間予熱 → 布団が暖まったら出す(就寝時は通電しない) 約0.21円 約6円
弱で8時間(予熱なし) 約0.64円 約19円
中で1時間予熱 → 弱のまま就寝8時間 約0.85円 約26円
中で8時間(予熱なし) 約1.65円 約50円
強で8時間(予熱なし) 約2.6円 約77円
参考: 定格60Wが8時間続くと仮定した上限試算 約14.9円 約446円

(山善 YDW-H606DK の取扱説明書の強約0.28円・中約0.18円・弱約0.07円/時間(27円/kWh)を31円/kWhに換算した当サイトの参考計算に、時間を掛けた計算例です。実額ではなく、説明書の丸めにより特に弱は誤差が大きくなります。推奨する使い方ではありません。取扱説明書の数値は2026年9月時点、そのほかの公式仕様は2026年10月時点)

電気代の分かれ目 — 就寝中の通電が予熱の約3倍

  • 予熱は小さい:中で1時間予熱する費用は約0.21円です。強で1時間でも約0.32円で、予熱の長さを変えても一晩の差は1円に届きません
  • 就寝中の通電が、予熱より大きい:弱で8時間つなぐと約0.64円で、中で1時間予熱する費用の約3.1倍です。弱から中に上げると、8時間で約1.0円増え、中のまま8時間は弱の約2.6倍になります
  • 蓄熱式湯たんぽと並ぶのは、あんかを中で約7時間つないだとき:山善の蓄熱式湯たんぽ YTY-S401H は、公式の目安で蓄熱1回あたり約1.5円(蓄熱約7分)です。YDW-H606DK を中で使い続けると、約1.5円に達するのは約7.3時間(1.5÷0.21)、強なら約4.7時間、弱なら約18.7時間で、弱の一晩(8時間)では並びません。ただし両者は算出のしかたが違う目安で、同じ暖かさでの比較ではありません

どの使い方でも、一晩の差は数円です。電気代より、次の節の安全面と、足元の冷えをどこまで防ぎたいかで決めるほうが現実的です。

状況別の使い方 — 電気代では決まらない部分

  • 布団に入るときの冷たさを避けたいだけの人:予熱のみで出す使い方が、電気代も最も小さくなります(中で1時間の計算例で約0.21円)。消費者庁の「布団が暖まったらあんかは布団から出す」という注意とも合う使い方です
  • 朝方まで足元が冷える人:山善は就寝時の使用を案内したうえで、弱〜中、直接体に触れさせない使い方を求めています。弱〜中で8時間通電した計算例は約0.64〜1.65円ですが、朝まで入れておいてよい理由にはなりません。使い方は取扱説明書に従ってください
  • 乳幼児・高齢者・皮膚感覚が弱い人が使う場合:パナソニック公式は、周りの方が温度調節を「低」にするなど特に注意するよう求めています。電気代の大小に関係なく、人が付き添える時間帯だけ使うなどを前提にしてください

公式の例外 — 強・中・弱の数字で比べられない機種

上の表は、強・中・弱ごとの電気料金が説明書に載っている YDW-H606DK の数字をもとにしています。ほかの機種には当てはめられません。

  • パナソニック DW-78P:1時間の標準電気料金は強・中・弱とも約0.2円と表記されています(室温10℃)。設定を下げても、表記上の電気代は変わりません。8時間の単純計算は約1.6円です
  • 山善 YDW-S207D(20W):今回確認した商品ページには、強・中・弱の区分や設定ごとの電気代の記載がありません。1時間約0.16円の目安から、8時間の単純計算は約1.3円です
  • 自分の製品の設定ごとの電気代:公式に載っていない場合は、取扱説明書の仕様欄を確認するか、ワットチェッカーなどで測って確かめる方法があります

電気あんかの電気代を抑える方法のひとつ — 契約の見直し

ここまでの計算では、あんかの設定や使い方を変えても、電気代の差は一晩で数円でした。電気代を見直したい場合、あんかの設定よりも、家全体の契約の単価や基本料金のほうが差が出ることがあります。今の契約で納得している方、使い方を変えるだけで十分という方は、読み飛ばして問題ありません。契約そのものを見直したい方に向けて、比較の候補を挙げておきます。

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電気毛布・蓄熱式湯たんぽ・エアコンとの違い

同じ「体の近くを暖める」器具でも、暖める範囲と電気の使い方は違います。当サイトで公式仕様から試算した数字と並べてみます。

暖房器具(例) 暖める範囲 電気代の見方(公式仕様にもとづく計算例)
電気あんか(20〜60W級) 足元や布団の中の一部 定格で8時間つけっぱなしと仮定した上限試算で約5.0〜14.9円
電気毛布(敷き・広電公式仕様) 体の下 強運転で1時間約0.71円、8時間約5.7円(消費電力量ベース)。詳細は電気毛布の電気代は一晩いくら?
蓄熱式湯たんぽ(山善・400W) 足元・体の一部 蓄熱1回あたり約1.5〜2.1円(山善公式の目安)
エアコン暖房(6畳向け・パナソニックCS-224DFL) 部屋全体 定格(中間)470Wが続くと仮定した参考試算で1時間約14.6円・8時間約117円(上限ではない)。最大1,280Wが続くと仮定した上限試算は1時間約39.7円・8時間約317.4円

(電気あんかは定格消費電力×時間×31円/kWhの上限試算です。エアコンの470Wは定格(中間)の参考試算で上限ではなく、公式仕様の暖房消費電力は470(125〜1,280)Wです。電気毛布は広電公式の消費電力量×31円/kWh、蓄熱式湯たんぽは山善公式の目安です。算出のしかたが違うため、同じ暖かさでの比較ではありません。電気毛布の広電公式の数値のみ2026年9月時点、そのほかの公式仕様は2026年10月時点)

電気毛布との違い:電気毛布は体の下や上に広く敷く・掛けるのに対し、あんかは小さな面で足元や布団の中を暖めます。1時間あたりの電気代は、どちらも2円未満という桁ですが、算出のしかたが異なる数字を並べただけなので、どちらが安いとは言い切れません。就寝中に使う機会が多いのは電気毛布ですが、いずれも低温やけどへの注意が必要な点は共通です。

蓄熱式湯たんぽとの違い:山善の蓄熱式湯たんぽ(YTY-S401H・YTS-M401)は定格消費電力400Wで、電気で短時間蓄熱してから使う方式です。公式の電気代目安は蓄熱1回あたりYTY-S401Hが約1.5円(蓄熱約7分)、YTS-M401が約2.1円(蓄熱約10分)。YTY-S401Hは連続使用時間の目安を、あんか目的(布団内で使用)約8時間としています。電気あんかのように通電し続けるのではなく、蓄熱してから使う方式です(いずれも2026年10月時点・山善公式)。

エアコンとの違い:電気あんかや湯たんぽは体の一部しか暖めず、部屋そのものの寒さは変わりません。部屋全体を暖めたい場合は、エアコンなど部屋を暖める器具が必要です。

低温やけどに注意 — メーカー・消費者庁の注意を別々に確認

電気代が小さいことと、安全に使えることは別の話です。低温やけどについて、公式情報を確認しました。

パナソニック公式は、比較的低い温度(40℃〜60℃)でも長時間皮膚の同じ箇所に触れていると、熱い・痛いなどの自覚症状がなくても低温やけどをおこすおそれがあると案内しています。乳幼児、お年寄り、ご病人、自分で温度調節ができない方、皮膚感覚の弱い方、眠気を誘う薬を服用された方、深酒・疲労の激しい方が使うときは、温度調節を「低」にするなど周りの方が特に注意するよう求めています(2026年10月時点・パナソニック公式)。

消費者庁は、低温やけどは暖かく感じる程度の温度でも長時間皮膚が接することで、それほど熱いと感じないままやけどになってしまうものだと説明しています。防ぐには長時間同じ場所を温めないことが重要で、44℃では3〜4時間、46℃では30分〜1時間、50℃では2〜3分で皮膚が損傷を受けると言われているとしています。就寝時には、布団が暖まったら湯たんぽやあんかは布団から出す、といった注意が必要とも案内しています(消費者庁ニュースリリース・平成27年11月18日)。

山善公式の商品ページは、電気あんか(YDW-H606DK)について「寒い冬場の就寝時におすすめ」「お休み中も足もとあったか」と就寝時の使用を案内しています。そのうえで「お休みになる前は弱から中の間でお使い下さい」とし、「体から離して使うか、タオルを巻くなどして、直接体に触れさせないようにして下さい」と案内しています(2026年10月時点・山善公式商品ページ)。実際の使い方や上限時間は、お手持ちの製品の取扱説明書に従ってください。

向く人・向かない人

  • 向く人:就寝前に布団の中や足元を短時間暖めておきたい人。使う時間をあらかじめ決められる人
  • 向かない人:朝まで入れっぱなしにする使い方をしたい人(消費者庁は就寝時には布団が暖まったらあんかを布団から出すよう注意し、山善は就寝時の使用を案内しつつ弱〜中・直接体に触れさせない使い方を求めています)。乳幼児・高齢者・皮膚感覚が弱い方など自分で温度調節が難しい方が1人で使う場合。部屋全体の寒さを解消したい人

よくある疑問

電気あんかを一晩(8時間)つけっぱなしにしたと仮定すると、電気代の上限試算はいくらですか?

メーカー公式の定格消費電力が一定で8時間続くと仮定した上限試算では、20W級で約5.0円、30W級で約7.4円、60W級で約14.9円です(消費電力×8時間×31円/kWhの当サイト計算。2026年10月時点)。実際の運転はサーモスタットで温度を保つため、この上限を下回ります。メーカーが公表する1時間あたりの電気代の目安(山善60W級は強運転で約0.32円)から8時間分を単純計算すると約2.6円です。就寝時の使い方については、消費者庁は「布団が暖まったらあんかは布団から出す」よう注意しており、山善は就寝時の使用を案内したうえで弱〜中・直接体に触れさせない使い方を求めています。

電気あんかと電気毛布、電気代はどちらが安いですか?

一概には比べられません。あんかは公式の定格が20〜60W級、電気毛布(敷き)は広電公式仕様の消費電力量が強で1時間約23Wh(2026年9月時点)と、いずれも1時間あたり2円未満で、エアコン暖房の定格470Wが続くと仮定した参考試算(6畳向けで約14.6円・上限ではありません)に比べて小さい水準です。ただし表の数値は、定格を掛けた上限試算とメーカー公表の目安、消費電力量ベースの計算例と、算出のしかたが違います。使い方も異なり、あんかは足元の小さな範囲、電気毛布は体全体を覆います。安全面は、どちらも低温やけどに注意が必要です。

電気あんかを朝まで使っても大丈夫ですか?

山善公式の商品ページは「寒い冬場の就寝時におすすめ」「お休み中も足もとあったか」と就寝時の使用を案内したうえで、「お休みになる前は弱から中の間でお使い下さい」「体から離して使うか、タオルを巻くなどして、直接体に触れさせないようにして下さい」としています。消費者庁も、就寝時には布団が暖まったらあんかは布団から出すよう注意を呼びかけています(山善・消費者庁とも2026年10月時点に確認した内容)。電気代が小さいことは、朝まで入れっぱなしにしてよい理由にはなりません。

電気あんかは予熱だけにするのと、就寝中も通電するのとで、電気代はどれくらい違いますか?

山善 YDW-H606DK の取扱説明書の数値を31円/kWhに換算した参考計算では、中で1時間予熱して布団から出す使い方は一晩約0.21円、弱で8時間つなぐと約0.64円、中で8時間つなぐと約1.65円、強で8時間つなぐと約2.6円です。就寝中の通電時間が、予熱の長さより電気代を左右します。ただし差は一晩で数円で、安全面は別です。消費者庁は布団が暖まったらあんかを布団から出すよう注意し、山善は就寝前は弱〜中・直接体に触れさせない使い方を求めています(取扱説明書は2026年9月時点・そのほかは2026年10月時点)。

まとめ

電気あんかを一晩8時間つけっぱなしにしたと仮定した上限試算は、公式の定格20W・30W・60Wで約5.0円・約7.4円・約14.9円でした(31円/kWh・2026年10月時点)。メーカーが公表する1時間あたりの電気代の目安(0.16〜0.32円程度)から8時間分を計算すると1.3〜2.6円ほどで、実際の運転はサーモスタットの働きで上限を下回ります。ただし、電気代が小さいことと安全は別です。就寝時の使い方は、消費者庁が「布団が暖まったらあんかは布団から出す」よう注意し、山善は就寝時の使用を案内したうえで「お休みになる前は弱から中」「直接体に触れさせない」としており、案内の内容は別々です。実際の使い方はお手持ちの製品の取扱説明書に従ってください。

使い方別では、中で1時間予熱して布団から出す使い方が一晩約0.21円、弱で8時間つなぐと約0.64円、強で8時間つなぐと約2.6円の計算例で(山善 YDW-H606DK の説明書の数値を31円/kWhに換算した参考計算)、電気代は予熱より就寝中の通電時間で分かれます。電気代の見直しを考える場合は、契約の見直しの節にまとめています。

体全体を覆う電気毛布の電気代は電気毛布の電気代は一晩いくら?、冬の暖房器具全体の比較は暖房器具の電気代を比べる — エアコン・オイルヒーター・こたつなど、ほかの家電はまとめて家電の電気代 早見表で確認できます。